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ゲペ・カードセイフ エクストリーム

堅牢なメモリーカードケース


Art.No. 3852 スリム 色:ブラック 価格1,100円
Art.No. 3856 ベーシック 色:ブラック 価格1,300円
Art.No. 3861 エクストリーム 色:ブラック 価格2,200円
Art.No. 3862 エクストリーム 色:ネオンイエロー 価格2,200円


 世界初の“クルマに轢かれても水中でも浮いて”中身を安全に守るメモリカードケースが、Gepeの「Card Safe」 メモリカードホルダー(取り扱い:本庄株式会社)だ。

 社名は“ゲペ”と読み、スイスの会社である。Gepeはスライドマウントのデファクトスタンダードとして知られたメーカーだ。

 そんなGepeがデジタル時代になってメディアを収納するケースを発売している。それが冒頭に紹介した強靱な性能の「Card Safe」(以下、カードセイフ)になる。今回はそのエクストリームタイプを試してみよう。


 筆者もその謳い文句を信じて、まずモノは試しと体重70数kgの筆者が乗ってみた。片足でしっかりと踏み込んでも、ふれこみどおりの強靱さで、ケースはまったく軋まない。接合面がズレたりヨレたりすることもなく、堅牢そのものである。

 ならば、ここはマジで車に轢かせていただきましょう!

 カードセイフを路面に置いてゆっくりと乗り上げる。ああぁ、これで壊れたらもったいないなぁ……、と弱気が脳裏をかすめる。

 ゆっくりと車のアクセルを踏み込んでいく。タイヤでカードセイフを踏みつぶしていくと、オオッ……! なんと、なんと!! 壊れない!!! すばらしい!!!! 謳い文句はウソではなかった。


タイヤに轢かれるカードセイフ

 こうなると悪ノリしてどんどん試したくなるのが筆者の性格だ。

 防水性能はどんなものだろうか? 洗面台に10cmほど水を張り、5分ほど沈めてみた。やはりというか、当然のように浸水を確認することはできなかった。すごいぞ、カードセイフ!!


水深10cmに5分ほど沈めてみた 水に浮くカードセイフ

 こんな強靱なボディを持つカードセイフの理由を筆者なりに考えてみた。

 本体を構成する分厚いポリカーボネート素材と、ケースロック部のヒンジにスチールのピンが使用されていること。また、形状もケース中央に膨らみをもたせるカーブを持ち力学的に圧力の分散をしていることが、その強さの秘密のようだ。


CFとSDがセットできる
 カードセイフの使い勝手でよい部分は、先ほどから検証してきた堅牢さに加えて、スケルトンなケースの“覗き窓”だろう。ここから、番号を振ったCFカードを確認できる。たとえば、今、何GBの何番目のCFを使用中なのかなどが一目瞭然なのだ。

 さらにカードセイフは、CF交換時にケースの落下を防ぐためのストラップが取り付けられるように、ヒンジの端がストラップ用の穴になっている。ここに好みのストラップを取り付けると安心だろう。

 カードセイフの使い勝手でクセがある部分は、各メディアの装着感だろう。とくにサイズの大きなCFカードは、しっかりと、かなりきつめにはめ込む必要がある。このキツさは、カードセイフからCFカードを取り出すのに苦労するぐらいだ。しかし、これも1カ月ほど使っていると、そのキツさもとれて、ほぼスムーズな脱着ができるようになる。

 収納できるメディアはCFカードをはじめとして、スマートメディア、メモリーステック、SDメモリーカードと主要なメディアは網羅している。

 カードセイフのサイズは、日本の取り扱いでは、エクストリームのほか、安価なベーシックと、より薄くなったスリムの3サイズある。Gepeのホームページで確認すると、ほかにはSDメモリーカード専用のミニと、キヤノンIXYシリーズのバッテリーを収納できるコンビというシリーズがある。

 なお今回紹介しているエクストリームタイプのカードセイフは、厚みがあるためCFカードとSDカードはひとつのブロックに同時に収めることができる。最大限に収納すると、CFカードが4枚、SDカードが4枚の計8枚が収納できる。

 このように収納量が多いので、一眼レフカメラとコンパクトデジカメの併用ユーザーでも、ほとんどの場合でカードセイフは1つあればよいはずだ。カードセイフ1つで済めば、荷物もコンパクトに収まるし、忘れたりしにくいのも安心だ。


カラーバリエーションは、ブラックとイエロー
 なお、ケースのカラーは2種類ある。ブラックは、スリム、ベーシック、エクストリーム。イエローはエクストリームのみになっている。

 ブラックは精悍でよいのだが、筆者のおすすめは、あらゆるシーンで目立つイエローだ。明るいスケルトンカラーなので覗き窓から中にある各種メディアが見やすいこと。暗がりや、カメラバックのなかでもイエローは目立つからだ。

 いずれにしてもデジタルカメラで撮影した貴重なデータを“完璧に守りたい”と思うのはカメラマンの性だ。そんな思いに十二分に応えてくれる、衝撃や水気から各種メディアを安全に守ってくれるカードセイフは、プロからアマチュアまでカメラマンなら必須のアイテムといえる。



URL
  Gepe
  http://www.gepe.com/000.htm
  製品情報
  http://www.gepecardsafe.com/eng/index.asp?mainID=50


( 三浦 健司 )
2005/08/09 00:37
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