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サンパック ペーパーディフューザー

影をなくして自然な写真に! 安価で手軽なストロボ光拡散アクセサリー

価格:980円(5枚入り)


 暗い場所での手軽な光源として、また、人物写真でレフ板が当てられないときの簡単なキャッチライトの替わりに使われるのがストロボだが、ストロボを使うとどうしてもテカったり、背景に強い影が出たりなど、不自然な写真になりやすい。

 写真館などプロの現場では、アンブレラでバウンス(反射)させたり、撮影する対象の周りにトレーシングペーパーを貼ったりして、直接ストロボ光が当たらないように工夫をする。

 カメラに取り付けるストロボには、このような大がかりな仕掛けはできないものの、ストロボにさまざまな形状のディフューザーを取り付けることで、ストロボの影を緩和することができる。

 ディフューザーには、プラスチック製のボックス状のもの、シャワーキャップのようにゴムでとめて発光部を覆う布製のもの、ストロボをバウンスさせて、反射させるものなど、さまざまなスタイルのものがある。

 カメラ雑誌などではディフューザーがあちこちで取り上げられており、このジャンルの製品が最近増えている。今回紹介するサンパック・ペーパーディフューザーは、最も簡単で、最も割安なものである。


ペーパーディフューザーは、ボール紙製の簡素なもので、基本的には使い捨ての使用となっている。ストロボへの取り付はシンプルな両面テープ式 発光部にペーパーディフューザーを取り付けた様子。発光面が大きければ大きいほど、光の拡散効果があるが、このペーパーディフューザーは、トレーシングペーパーが貼ってある面がかなり大きく取られている。発光面のサイズは10×13cm

 この製品の特長はペーパー製ということだ。同社のストロボ「PZ40X」や「オート433AF」などに取り付けてみたが、少し大きめに作られている。これは大きい分にはカットしてサイズを合わせられるという発想からきているもので、両面テープでセットするという構造から、サンパック製に限らず、あらゆるメーカーのストロボに対応できる。

 また、持ち運び時には薄くてコンパクトだが、使用時には大きめなサイズでディフューズ効果が期待できるのもうれしい。重量も紙なので非常に軽い。小さいディフューザーは発光面が小さいため、効果が期待できず、また、大きいディフューザーは、重量がストロボに負担をかけないか心配になってしまう。その点ではベストな軽さと大きさだ。

 “使い捨て”という発想から、トレーシングペーパー部に色を塗ってカラーフィルター効果を出すといったアイデアがパッケージに書かれている。

 この商品はサンパック・オンラインショップ限定販売。限定600セットでなくなり次第終了とのこと。入手を希望する向きは早めに入手した方がいいだろう。


※作例のリンク先は、撮影した画像データそのものです(ファイル名のみ変更してあります)。縦位置のものは、サムネールのみ回転していますが、拡大画像はあえて回転せずに掲載しています。クリックすると撮影した画像が別ウィンドウで表示されます。

※キャプション内の撮影データは、画像解像度(ピクセル)/露出時間/絞り値(F)/露出補正値(EV)/ISO感度/焦点距離(35mm判換算、mm)です。


オート433AFを使ってのTTL自動調光。ソフトフィルターを使って撮っていたカットで、ちょっとオーバー目の印象。単なるTTL調光では、ストロボが強めに発光し、背景に強い影ができてしまう
3,024×2,016 / 1/60(秒) / 2.8 / -1 / 400 / 85
ストロボディフューザーを使って光を拡散すると、単なるTTL調光のストロボ制御でも強い影はなくなり、自然な印象になる
3,024×2,016 / 1/60(秒) / 2.8 / -0.5 / 400 / 85

ニコン「D70」とPZ40X(NE-Iタイプの試作機)で、i-TTL発光にて撮影。さすが最新のストロボ制御だけあって、カメラ側から適正に制御され、ストロボ発光をあまり意識させない仕上がりである
2,240×1,488 / 1/1.3(秒) / 11 / 0 / - / 36
ペーパーディフューザーを使用。i-TTLで、もともとストロボが適正に制御されているが、影がさらに薄くなり、効果が見られる
2,240×1,488 / 1/1.3(秒) / 11 / 0 / - / 36


URL
  サンパック
  http://sunpak.jp
  製品情報
  http://www.sunpak.jp/products/light/light1.html


( 木村 英夫 )
2005/08/04 00:15
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