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LEE「ワイドアングルレンズフード」
~特大サイズの「フレア対策」
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ワイドアングルレンズフード(ホルダー付タイプW-2) 28,350円
アダプターリング(WA)(レンズのフィルターサイズ49~77mm用) 7,140円
アダプターリング(通常)(レンズのフィルターサイズ49~77mm用) 3,360円
デジタルカメラはフィルムカメラに比べて、フレア対策を徹底的にしなければならないと言われる。「デジタル対応」といわれる交換レンズには、フレア対策を考慮したコーティングや花型フードが装備されており、それ以上の対策を意識することはあまりないが、今回はプロ用アクセサリーとして売られている「蛇腹フード」を取り上げてみた。
この「ワイドアングルレンズフード」を製造しているLEEはイギリスのフィルターメーカーで、主にプロ向けの薄膜ポリエステルフィルターや2mm厚の樹脂製グラデーションフィルターなどを製造している。日本では写真用フィルターをケンコーが、光源用フィルターを伊藤洋行が輸入している。
一般的な蛇腹はレールに取り付けられているものが多いが、LEEの蛇腹フードはレールがなく、軽量にできているのが特長だ。カメラへの取り付けには、レンズの径に合った別売の専用アダプターリングを使用する。
外での撮影時に気になるフレア対策だが、ズームレンズはワイド側の画角に合わせた長さでフードを作っている。ところが、焦点距離によっては、付属のフードが有効でない場合も起こりうる。そこで、「長さの変更ができて、遮光効果も十分期待できる」蛇腹式のフードを使うと、最大の効果を発揮できる可能性がある。
野外での撮影時、順光方向でもなければ、レンズ面に光が当たってしまう
そこでレンズに付属のフードを使用。きちんと作られているフードは、内側に「植毛」が施されている。この写真の場合は、フードの長さが足りず、レンズ面に光が当たっている
LEEワイドアングルレンズフード(ホルダー付タイプW-2)を装着し、蛇腹を伸ばす。レンズ面にはだいぶ光が当たらなくなった
ただワイドアングルレンズフードはワイド側で35mm判換算時「20mmより望遠」のレンズに対応することとなっており、今回使用した「12~24mm」ではワイド側が換算18mmとなり、ケラれ(画面内にフードやアダプターリングが写り込んで)てしまう。そのため、最ワイド側では使えず、ファインダー上や液晶モニター上で確認しながら、ズームリングを15mmよりも望遠側で使用した。
レンズにアダプターリングを取り付ける。写真は「WA(ワイドタイプ)」だが、ネジが奥まっているので、レンズの外径にバヨネットフードが付く形状のものはネジ込めない。レンズ保護フィルターの上からなら取り付けできる。バヨネットフードが付属するレンズはワイドレンズでも通常タイプのアダプターリングが適する
アダプターリングが付いたレンズに、ワイドアングルレンズフードを取り付ける。フードの取り付け部にある、真鍮製のピンを引っ張り、アダプターリングに取り付けた後離すと、ピンがリングにかかり、固定する
逆行状態でフードなし、レンズに付属の花型フード使用、ワンドアングルレンズフード使用にて、それぞれ撮影した。今回の結果はレンズのコーティング性能の向上もあり、大差は出なかったが、やはり気になる撮影の際は、使ってみたいアクセサリーのひとつである。
なお、今回使用の「ホルダー付タイプW-2」は100mm幅の角型フィルターが装着できるため、以前紹介した「CCフィルター」を装着することもできる。
※以下の作例はいずれもFinePix S2 Pro+トキナー12~24mmF4、絞りF5.6、シャッタースピード1/750秒で撮影しています。
フードなし
レンズ付属の花型フード使用
ワンドアングルレンズフード使用
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URL
LEE FILTERS(英文)
http://www.leefilters.com/
製品情報
http://www.kenko-tokina.co.jp/filter/lee/4961607810415.html
( 木村 英夫 )
2005/04/19 00:52
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