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ロープロ「コンプトレッカープラスAW」
収納力十分のPC対応カメラザック
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コンプトレッカープラスAW。モデルの身長は182cm
入手が難しかったロープロ(Lowepro)の新製品も、正規代理の座をハクバ写真産業が引き継いでからは、潤沢に出まわるようになった。手ごろな価格と手堅い造りでファンの多いブランドだけに、国内市場での復帰を頼もしく思う読者も多いだろう。
今春の新製品は3種類のカメラザックで、今回はそのうち大型ザックの「コンプトレッカープラスAW」(33,600円)を試用してみた。ノートPC用のスペースが話題になった「コンプトレッカーAW」(27,300円)の大容量版で、カメラ収納部の容量は約1.6倍に増強。重装備と歩行量を求められるネイチャー派に使って欲しい製品だ。
実際、収納力はかなりのもので、カメラ収納部にはデジタル一眼レフボディ2台、標準ズーム1本、望遠ズーム2本、広角ズーム2本、ストロボ1つが余裕で入る。しかも望遠ズームをボディにつけたまま収納可能。さらに大きなPC収納部があり、たいていの現行ノートPCならすっぽり収まるだろう。ノートPCの代わりに雑誌や地図など大判の書籍を入れるのも手だ。
側面。奥行きは約35cm
望遠ズームを装着したまま収納できる
側面にPC収納口を配置
上記の装備(約10kg)にA4ノートPC(約2.1kg)を詰めて、軽く編集部付近を歩いてみた。長時間使用したわけではないが、体の各所への負担が少なく、ショルダーハーネスなどの装着感も上々。大型のザックらしくウェスト部にもハーネスがあり、これを腰骨など適切な位置で留めると安定感が増す。「重さを感じない」というと大げさだが、これだけの装備を担いだ割りに疲労感は少なかった。バックル類もしっかりしており、重装備時の安心感は汎用のリュックとは比べ物にならない。
ポケットなどのギミックも使いやすい。側面のベルトを留めておけば、思わぬタイミングで全開になることもないし、前面のゴムひもには三脚をセット可能。もちろん製品名にある通り、伝統のAW(オールウェザー)カバーも装備している。また、ベルクロが剥がしづらいために仕切りを一度セットすると二度と変更したくなくなる製品もあるが、本製品の仕切りは適度に剥がしたり変形させやすい。
ノートPCは側面から入れるスタイル。ジッパーがむき出しなので、出し入れする際、ノートPC表面への傷が気になるが、別途インナーカバーなどで対応すればよいだろう。個人的には上から出し入れするタイプが便利だと思うが、この製品の場合、PC収納部の深さ(高さ)が475mmと深い。そのため、側面から取り出す設計の方が妥当といえる。カメラ収納部を開けずに、PCだけ取り出せるのも特徴だ。
ローバーやオリオントレッカーといった上下2気室タイプも捨て難いが、本製品のしっかりした外装や、担いだときの安定感などは十分に物欲をそそる。ただし、外寸が大きいため、個人的には電車や地下鉄への持込は少々気が引ける。また、街歩き派には、初代「コンプトレッカーAW」や、わずかに小振りでカート付きの新製品「ローリングコンプトレッカープラスAW」(50,400円)の方が向いているかも知れない。気になる方は一度現物を確認して欲しい。
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URL
ハクバ写真産業
http://www.hakubaphoto.co.jp/
ロープロ
http://www.hakubaphoto.co.jp/lowepro/
製品情報
http://www.hakubaphoto.co.jp/lowepro/product/photojournalist/combos.html#347054
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ハクバ、カメラバック「ロープロ」シリーズ3製品(2005/03/08)
( 編集部 )
2005/04/14 00:53
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