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アール・ワイ・システム「DPEx」
デジカメユーザー向け機能を取り揃えた画像管理ソフト
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DPEx 1.51
現在のWindows用画像管理ソフトを大別すると、内部にデータベースを作成するタイプと、データベースを作成しないビューアタイプの2つになる。今回紹介する「DPEx」は後者で、古くから親しまれているフリーソフト「Exif Reader」のビューア版といった方が通りが良いかもしれない。対応OSはWindows 95(OSR2)/98/Me/2000/XP。
画像を表示するだけならOS標準のエクスプローラでも可能だし、昔からのフリーソフトも数多く存在する。そんな中、DPExは1ライセンス3,500円と有償のオンラインソフト。しかし、デジカメ画像に特化した設計が頼もしく、デジカメユーザーなら料金を払うだけの価値はあるソフトだ。
例えば、サムネイル画像を選択すると同時に描画されるヒストグラム表示。病的なまでに白飛びと色飛びに怯える我々アマチュアにとって、写真セレクトの指針のひとつとしてヒストグラムは必須だろう。R、G、B、輝度それぞれの同時・個別表示に対応するほか、HSVヒストグラム、a*b*プロットなどマニアックな表示も可能。さらに、サムネイルにあわせて全画像のヒストグラムを表示する「ヒストグラムリスト」もあり、ブラケットを多用するユーザーに便利だろう。
また、Exif情報の表示項目も豊富だ。項目を勝手に省略するビューアソフトが多い中、マイナーな細かい項目までが表示され、その中で必要なものを表示するようカスタマイズする仕組み。さらにメーカー固有情報も表示できるので、機種によってはExifから弾かれている情報も確認できる。任意に設定した特定の画像を基準に、異なる項目内容があった場合に強調表示するExif比較機能も便利だ。
RGBヒストグラム
ヒストグラムリスト
a*b*色分布
もちろん、基本となるビューア機能に大きな不満はない。サムネイルから全画面への表示も高速で、等倍表示もステータスバーの「拡大率」をワンクリックするだけで可能。等倍にした後はマウスドラッグで表示位置を移動できる。サムネイル画面でのスクロールも十分に高速だ。そのほか、縦位置センサー対応、一括処理、ロスレス回転、RAWデータ表示など、デジカメユーザーが欲しい機能はそれなりに揃っている。
ただしRAWデータはRAWファイル内のプレビュー画像を使用しているため、拡大表示に対応していない。ライバルの「フォトのつばさPro」などに比べると少々物足りない点だ。また、検索機能がないのも残念だが、これについてはビューア系ソフトで対応するのは難しく(可能なものはあるが)、速度的にも別途データベース系のソフトを用意した方が効率が良さそうだ。
もう1つDPExの良い点を挙げると、それは1ライセンスで複数のPCにインストールできることだ(ただし企業内ではユーザー分のライセンスが必要)。メディアからの自動取り込み機能もあるので、撮影に同行させるストレージ用PCにも活用できるし、そのほか画像処理用、ホームサーバー用と、複数のPCに同じ表示環境を手軽に再現できるのはありがたい。実際、経済的にも大いに助かっている。
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URL
DPEx
http://www.rysys.co.jp/dpex/
( 折本 幸治 )
2005/03/17 00:47
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