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イルフォード「ギャラリー」インクジェット用紙
~銀塩感材の老舗が作る写真用インクジェット用紙
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左がA4、右がL判。スムースグロスは緑、スムースパールは赤のパッケージになっている
英Ilford(イルフォード)といえばモノクロ写真の老舗感材メーカー。イルフォードのフィルムや印画紙にお世話になった/なっているという写真好きは多いだろうし、カメラ好きにとっては「アドボケイト」や「K1モノバー」といった個性的なカメラを発売していたメーカーとして知られている。
そのイルフォードの屋台骨はいまや、インクジェットプリントをはじめとするデジタルイメージング関連用品に移っている。となれば、同社の銀塩用品にお世話になった身としては興味を抱かずにはいられない。
日本では、ジェットグラフ株式会社がイルフォードのインクジェットプリンタ用紙「ギャラリー」シリーズを取り扱っている。ラインナップされているのは光沢仕上げの「スムースグロス」と、絹目調の「スムースパール」で、どちらにもA4判とL判が用意されている。大手カメラ量販店での価格は、スムースグロスもスムースパールも、A4判が25枚入りで1,575円、L版が50枚入りで625円だった。
特筆すべきはエプソンのPX-G5000、PM-4000PX、PX-G920、PX-7000/9000、キャノンのiP7100といった、作品作りによく使われるプリンタ用のICCプロファイルが、ジェットグラフのサイトに用意されていること。英国のIlfordのサイトにはより多くのプリンタのプロファイルが用意されているが、日本で公開されているものは日本向けにチューニングされているそうだ。もちろんプロファイルがない機種でも染料インク、顔料インクを問わず使用でき、HPのプリンタでの使用も差tポートされている。
また、純正用紙では光沢紙がサポートされていないPM-4000PXでも、スムースグロスが利用できるのもうれしいところだ。
印画紙の箱を思わせるパッケージデザイン。L判も箱に入っている
L判のスムースパール(右)とスムースグロスに出力
イルフォードといえばモノクロ、ということでグレースケール画像をA4のスムースパールに出力してみた。下はエプソン純正の写真用紙(絹目調)に同じ画像を出力したもの
下が純正絹目調、上がイルフォード。心なしか、イルフォードのほうが黒が締まって見える
英国ではより多く種類の用紙が販売されているが、日本への導入はまだだ。「クラシックパール」、「スムースファインアート」などの用紙がどのような質感なのか、大いに想像を掻き立てられるというものだ。また、現在のところは販路も限られている。
モノクロ写真の長い歴史で培われた品質が、デジタル時代にも受け入れられることを願ってやまない。
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URL
ジェットグラフ
http://www.jetgraph.jp/
イルフォード「ギャラリー」シリーズ
http://www.jetgraph.jp/galerie_site/Gaindex.html
( 田中 真一郎 )
2005/01/31 00:02
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