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ヨドバシドットコム
「ボ撮ルンです」

~アイデアが光る手軽な三脚代用アイテム

 ヨドバシカメラの「ボ撮ルンです」は、同社のデジタルカメラ購入者にプレゼントされるおまけアクセサリーとして名高い。一言で説明すると「ペットボトルのキャップ部にはめこむ自由雲台」といったところ。脚部を中身入りのペットボトルで代用することでカメラを支持し、三脚を使ったかのようなブレの少ない画像が得られるアクセサリーだ。つまり、ボ撮ルンですをバッグに放り込んでおけば、必要なときに現場で三脚を調達できるというわけ。ただし現場に自販機やコンビニなどがあればだが。

 スペック的には、30度の角度調整が可能なボールジョイント式の自由雲台といえる。ただし、傾きを固定するパンストッパーがないため、デジタル一眼レフなど重いカメラだと、傾いてボトルごと倒れ込む危険性が高い。製品貼付の「使用上の注意」によると、重量250gまでのデジカメなら使用できる。やはりコンパクトデジカメ専用と割り切りたい。

 ボトルキャップとの接合部はゴムになっていて、大抵のペットボトルにはめ込むことができる。「使用上の注意」には、「キャップの口径28.5~30.5mm以外のボトルには使用できません」とあるが、私が試した大小様々な計8銘柄には装着可能だった。ペットボトルだけでなく、ビールの中瓶などの口にもすっぽりとはまる。持ち込んだペットボトルを出しづらいような飲食店では、瓶ビールを1本頼むと良い(すべての瓶に装着できるとは保証しません)。


下部はゴム製。口が広めのボトルにも頑張れば入る CAMEDIA X-500での装着例 30度まで角度をつけられる

 意外だったのは、未開封の350mlボトルだと揺れがあること。ガス充填されパンパンに膨らんだ状態なので、予想以上にボトル底面が丸くなっているのだろう。一度開封してから使用するとましになる。また、撮る前に確認して欲しいのが、ペットボトルで屈折した環境光が被写体に当たっていないか。うまく使えばメインライトになるが、ボトル内部のコンディションによっては被写体に泡の影が写ることもある。もっとも、そこまで環境が明るいなら手持ちでも撮れそうだが。また、大型のボトルだと風の影響で受け微妙に揺れやすい。いうまでもなく、本格的な三脚の代用としては少々辛いものがある。

 アイデア抜群のプレミアおまけとして話題になった「ボ撮ルンです」だが、ヨドバシドットコムでは現在も、デジカメ本体とセットにした「おとくなボ撮ルンですセット」を販売している。販売価格は本体のみの場合と同じ。興味深いことに、販売ページでのブランド名はエツミとなっている。また、店頭でも1,980円で販売されており、新宿西口本店カメラ館の場合、三脚売り場のカウンター上に置かれていた。しかも、プレゼント品のクリアブルーをあわせて計6色を発見。これからホームパーティの多い季節なので、バッグに1個忍ばせておくのも良いかもしれない。



URL
  ヨドバシドットコム
  http://www.yodobashi.com/


( 折本 幸治 )
2004/11/16 00:32
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