【新製品レビュー】Nikon 1 V2

〜操作性が向上した快速1型センサー機
Reported by 北村智史

 CXフォーマットを採用したNikon 1シリーズの最新モデル。名前から受ける印象はV1の後継だが、下位のJ1とJ2の関係とは違って、V1の上の位置づけとなるようだ。大幅にデザインが変更されているのも注目したい点だ。

 ボディカラーはブラックとホワイトの2色。大手量販店の店頭価格は、ボディ単体が8万9,800円程度、標準ズームの1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6付きのレンズキットが9万9,800円程度、明るい単焦点の1 NIKKOR 18.5mm F1.8も同梱されたダブルレンズキットは11万7,800円、標準ズームに加えて高倍率ズームの1 NIKKOR VR 10-100mm F4.5-5.6 PD-ZOOMが同梱のハイパーダブルズームキットが14万9,800円となっている。

存在感の増したボディ。連写性能に驚き

 シンプルなラインでデザインされているところは共通だが、フラットで端正なフォルムのV1とはずいぶん違う。角張ったグリップは無骨な形だが、ボディ前面にまで回り込むようにゴムが貼られており、ホールド感はいい。V1もファインダー部は少し出っ張っていたが、本機では数段存在感が増しており、新たに手動ポップアップ式のストロボを内蔵した。個人的には昔のMF機のフォトミックファインダーを思い出す。デザインは好みの問題だが、個人的にはV1の端正な形が好きだったから、あれはあれで残してもらえないかなぁと思っている。

 背面から上面に移動した撮影モードダイヤルは、「P」「S」「A」「M」のポジションが追加されたオーソドックスなものに変更された。また、アップダウン式の「サムネイル/拡大レバー」から、これもオーソドックスなコマンドダイヤルに変更。ずっと馴染み深いスタイルになった。

144万ドットの高精細EVF(電子ビューファインダー)接眼部。液晶モニターとの自動切り替えが素早くてストレスを感じさせないのはいい点。ファインダー内の映像(実際はもっとクリアでシャープに見えるけど)。撮影情報は一眼レフっぽく視野外下部にまとめられている。
手動ポップアップ式の内蔵ストロボ。ガイドナンバーは約6.3(ISO160・m)。発光部の位置が低いので赤目が起きやすいかも。上面にP、S、A、Mポジションのある撮影モードダイヤル、コマンドダイヤルを装備したオーソドックスなスタイル。

 撮像素子は、位相差検出画素が組み込まれたCMOSセンサーで、V1の有効1,010万画素に対して本機は有効1,425万画素に、画像処理エンジンもEXPEED 3からEXPEED 3Aにそれぞれパワーアップしている。感度の設定範囲は、ISO160からISO6400まで。V1はISO100からISO3200、増感1段(ISO6400相当)だったから、高感度側に少しシフトしたかっこうだ。

 AFは従来からの135点ハイブリッドAF。コントラスト検出の測距点が135点あって、中央部の73点は位相差検出AFの測距点も重なっている。明るいシーンでは位相差検出AFがはたらいて、暗くなるとコントラスト検出AFに切り替わる方式だ。なので、明るいときは、スピードは速いし迷いも少なく、気持ちよく撮れる。マウントアダプターFT-1を併用してFマウントレンズを装着した場合は、さすがに遅くはなるが、一眼レフのコントラスト検出AFよりはストレスは少ない。

撮像素子はCXフォーマット(1型)の有効1,425万画素CMOSセンサー。73点位相差検出AF用の画素も組み込まれている。
ISO感度の設定範囲はISO160からISO6400まで。V1に比べて、少し高感度側にシフトしたかっこうだ。

 V1同様、メカニカルシャッターとエレクトロニックシャッターの両方を搭載しているが、手動で切り替える方法はないようだ。通常撮影ではメカニカルシャッターで、「サイレント撮影」をオンにするとエレクトロニックシャッターに切り替わる。サイレント撮影は正真正銘のサイレントで、一眼レフのサイレントモードなどと違ってまったく作動音がしない。シャッターが切れた感覚がまるでなくて、本当にシャッターが切れたかどうかがまるで分からない。「撮影直後の画像確認(ポストビュー)」をオンにしておかないとちゃんと撮れているのか不安になってしまう(そういえば、ポストビューをオフにできるようになったのは本機からかもしれない)。

 ちょっと困るのは、AFの合焦時の電子音をオフにする設定がないこと。筆者は合焦音は好きではないので、必ずオフにしているのだが、本機は合焦音を消すには「サイレント撮影」をオンにしないといけないし、そうすると、今度はシャッターを切った感触がまったくないので落ち着かないのである。だから、「サイレント撮影」オン時にもうちょっとシャッターが切れたのがはっきり分かる仕掛けがあればなぁと思うのだ(まあ、「撮影直後の画像確認」をオンにしておけばいいわけだが、筆者はミラーレスカメラではオフにするのを基本にしているので、それ以外の仕掛けをお願いしたい)。

 連写はピント固定で最高60コマ/秒で、これはV1と同じだが、AF追従時のスピードは、V1は10コマ/秒だったのが、本機は15コマ/秒にアップした。すごいのはスピードだけではなくて、連続で撮れるコマ数も、JPEGのLサイズ、FINE画質で54コマ、RAW+FINE(RAW+JPEGの同時記録時のJPEGはLサイズ、FINE画質のみとなる)でも48コマ撮れる。価格としてはエントリークラスの本機だが、連写パフォーマンスは超強力だ。

AFエリアを「シングルポイント」にした状態で、めいっぱい端に寄せたところ。画面の上下端以外の「どこでもAF」だ。こちらは「ターゲット追尾」で目をとらえている状態。ロックオンするとフレーミングを変えても測距点が移動して追従する。
「サイレント撮影」をオンにすると、エレクトロニックシャッターに切り替わり、電子音などもしなくなる。静かすぎて不安になるけど。連写スピードの選択画面。AFが追従するのは15コマ/秒まで。30コマ/秒と60コマ/秒では1コマ目の位置でピントが固定となる。
「自動ゆがみ補正」オンでRAW+JPEG同時記録。なのに、45コマまで連写できますよ、という表示。バッファサイズがすごそうだ。

 記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。実写での平均ファイルサイズは、JPEG(Lサイズ、FINE画質)で約6.31MB、RAW(12ビット圧縮RAWのみ)で約12.68MBだった。8GBのカードにRAW+JPEG同時記録で400コマちょっと撮れる計算だ。電源は容量1,485mAhのリチウムイオン電池EN-EL21(5,250円)。CIPA基準の撮影可能コマ数は310コマで、これはV1(容量1,900mAhのEN-EL15で約400コマ)に比べて容量分だけ少ない。実写では、20秒程度の短い動画を含めて400カット強撮って、まだ容量が残っていた。

記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。電源はリチウムイオン電池EN-EL21。CIPA基準の撮影可能コマ数は約310コマだ。

一眼レフライクな操作系を採用。ダイヤルの活用がポイント

 大きく変ったのは操作性だ。V1では露出モードの変更さえメニュー内だったが、本機では上面のモードダイヤルで設定できるようになった。また、絞り値やシャッター速度の設定を右手親指で操作するコマンドダイヤルで行なえる。一眼レフ経験者にはこのほうが扱いやすいだろう。

 J2同様、露出補正時の表示が改善されたのはうれしい点。V1やJ1は、露出補正量を設定して「OK」ボタンを押して確定させて、ようやくライブビュー画面の明るさが変わる仕様で、「これくらいでいいかな」と補正して「OK」してからヤマが外れたことがわかって補正をやり直すという、間の抜けた操作をしばしば強要されたが、本機は補正中に画面の明るさが変わってくれる。

 しかも、V1とJ1では補正後に「OK」ボタンを押し忘れると設定が無効になってしまう仕様だったが、本機では「OK」し忘れても設定が残るようになった。これもありがたい点で、撮影の快適度がぐっとアップしたといえる。

 ただし、露出補正時に、画面の右側と上側に帯が出るのはうっとうしい。あちこちに何度も書いていることだが、見たいのは補正したときの画面の明るさであって、数字でもないしスケールでもない。画面内の映像はユーザーのものであって、カメラがそれを阻害してはいけない。露出補正操作中であることを知らせる必要はあるだろうが、ここまで目立つのはただの迷惑だ。

 ついでに書くと、せっかくコマンドダイヤルとロータリーマルチセレクターの2つの操作部材を備えているのに、それを便利に使っていないのはもったいない。各AEモード時、ロータリーマルチセレクターのホイールには何の操作も割り当てられていない。遊んでいるのである。だったら、ホイールの単独操作で露出補正という操作が割り当てられるようにカスタマイズできると便利なのに、そういうサービス精神がないのが不満である。

液晶モニター左側のボタン類。個人的には右手だけで操作できるV1(ロータリーマルチセレクターの周囲にあった)のほうが使い勝手がいいと思う。十字キーを兼ねたロータリーマルチセレクター。外周部分がホイールになっている。
露出補正中の画面。補正量に応じて画面の明るさが変わってくれる。これはうれしい点。でも、上と右の帯は邪魔。マニュアル露出のときは明るさは固定。これは一眼レフも同じ仕様だ。

 「F(フィーチャー)ボタン」とプッシュ操作が可能になったコマンドダイヤルのコンビネーションによる操作も新しいところ。P、S、A、Mモードで「F」ボタンを押すと画面のあちこちに6つのアイコンが表示される。その状態でコマンドダイヤルを回して変更したい機能を選択、コマンドダイヤルをプッシュして、さらにコマンドダイヤルを回すと設定の変更ができるようになっている。と書いたのを読むとなんだかややこしそうに思えるかもしれないが、やってみればすぐに飲み込めるはずだ。

 変更できるのは、ISO感度、測光モード、フォーカスモード、AFエリアモード、ホワイトバランス、ピクチャーコントロールで、いちいちメニューに潜り込まなくてもいいのはありがたい。ただ、アイコンが画面のあちこちに散らばっているのは見づらいので、画面下側にでも一列に並べるとかの工夫があったほうがいいと思う。

「F(フィーチャー)」ボタンは、P、S、A、Mの各モードではクイックメニュー的な使い方になった。コマンドダイヤルはプッシュ操作も可能だ。「F」ボタンを押したところ。コマンドダイヤルを回して設定したい項目を選択する。
コマンドダイヤルをプッシュすると、内容の変更が可能な状態になる。この場合はISO感度を選んでいる。で、コマンドダイヤルを回すとISO感度を変更できる。再度プッシュで確定だが、シャッターボタン半押しとかでもOKだ。
こちらは再生時の画面(ヒストグラムが見られる「統合表示」のもの)。ヒストグラムの上のアイコンは「自動ゆがみ補正」のもの。

まとめ

 V1から大幅に変更されたデザインについては賛否両論ありそうだが、ホールド性が大幅に向上しているところは見逃せない(個人的にはV1の素っ気ないくらいのシンプルさは捨てがたいと思っている)。望遠や高倍率ズーム、FT-1を介して大きめのFマウントレンズを装着したときなどの安定感はかなりのものだ。

 P/A/S/Mを含む撮影モードダイヤル、コマンドダイヤルの採用も、一眼レフ経験者には使い勝手がいいと感じられるだろう。また、露出補正時の操作や表示が改善されたのもうれしい点(ブラケット機能や画像編集メニュー、カスタムメニューがないのは残念だけど)。「F」ボタンとコマンドダイヤルによる機能設定も慣れれば便利に使えるだろう。

 V1がコンパクトカメラからのステップアップユーザーをターゲットにしているように思えるのに対して、本機は一眼レフユーザーのサブシステム、あるいは一眼レフカメラからミラーレスカメラへと移行するユーザーにとって受け入れやすいカメラに仕上がっているといえる。


実写サンプル

今回試用した機材。右から1 NIKKOR VR 30-110mm F3.8-5.6、1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6、1 NIKKOR 18.5mm F1.8(ボディに装着)、AF-S DX 35mm F1.8 G(FT-1付き)、AF-S DX 55-300mm F4.5-5.6 G ED VR。
マウントアダプターFT-1。フォーカスエリアは中央で固定。シングルAFのみになるが、AF-Sレンズを使って撮影できる。1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6付き。
1 NIKKOR VR 30-110mm F3.8-5.6付き。1 NIKKOR 18.5mm F1.8付き。
AF-S DX 35mm F1.8 G付き。AF-S DX 55-300mm F4.5-5.6 G ED VR付き。
  • 作例のサムネイルをクリックすると、リサイズなし・補正なしの撮影画像をダウンロード後、800×600ピクセル前後の縮小画像を表示します。その後、クリックした箇所をピクセル等倍で表示します。
  • 縦位置で撮影した写真のみ、無劣化での回転処理を施しています。

・ISO感度

 ベース感度はV1のISO100より少し上がってISO160になった。ピクセル等倍で見ると、ISO400からノイズが目立ちはじめ、ISO800でシャドー部のディテール再現が悪くなる。が、ISO1600でも大崩れしていないし、ISO3200でも大きなサイズでなければ実用できそうな印象だ。

ISO160 / Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6 / 4,608×3,072 / 絞り優先AE / 2秒 / F5.6 / 0.3EV / WB:晴天 / 10mm(27mm相当)ISO200 / Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6 / 4,608×3,072 / 絞り優先AE / 1.6秒 / F5.6 / 0.3EV / WB:晴天 / 10mm(27mm相当)
ISO400 / Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6 / 4,608×3,072 / 絞り優先AE / 0.8秒 / F5.6 / 0.3EV / WB:晴天 / 10mm(27mm相当)ISO800 / Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6 / 4,608×3,072 / 絞り優先AE / 0.4秒 / F5.6 / 0.3EV / WB:晴天 / 10mm(27mm相当)
ISO1600 / Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6 / 4,608×3,072 / 絞り優先AE / 1/5秒 / F5.6 / 0.3EV / WB:晴天 / 10mm(27mm相当)ISO3200 / Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6 / 4,608×3,072 / 絞り優先AE / 1/10秒 / F5.6 / 0.3EV / WB:晴天 / 10mm(27mm相当)
ISO6400 / Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6 / 4,608×3,072 / 絞り優先AE / 1/20秒 / F5.6 / 0.3EV / WB:晴天 / 10mm(27mm相当)

・ピクチャーコントロール

 画づくり機能のピクチャーコントロールは、一眼レフと同じ内容。「スタンダード」「ナチュラル」「ビビッド」「モノクローム」「ポートレート」「風景」の6種類で、それぞれに微調整が可能だ。また、プリセットのピクチャーコントロールをベースにオリジナルのピクチャーコントロールを作れる「カスタムピクチャーコントロール」も備えている。

ピクチャーコントロール:スタンダード / Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 30-110mm F3.8-5.6 / 4,608×3,072 / マニュアル露出 / 1/50秒 / F6.3 / 0EV / ISO160 / WB:オート / 71.6mm(193mm相当)ピクチャーコントロール:ナチュラル / Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 30-110mm F3.8-5.6 / 4,608×3,072 / マニュアル露出 / 1/50秒 / F6.3 / 0EV / ISO160 / WB:オート / 71.6mm(193mm相当)
ピクチャーコントロール:ビビッド / Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 30-110mm F3.8-5.6 / 4,608×3,072 / マニュアル露出 / 1/50秒 / F6.3 / 0EV / ISO160 / WB:オート / 71.6mm(193mm相当)ピクチャーコントロール:モノクローム / Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 30-110mm F3.8-5.6 / 4,608×3,072 / マニュアル露出 / 1/50秒 / F6.3 / 0EV / ISO160 / WB:オート / 71.6mm(193mm相当)
ピクチャーコントロール:ポートレート / Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 30-110mm F3.8-5.6 / 4,608×3,072 / マニュアル露出 / 1/50秒 / F6.3 / 0EV / ISO160 / WB:オート / 71.6mm(193mm相当)ピクチャーコントロール:風景 / Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 30-110mm F3.8-5.6 / 4,608×3,072 / マニュアル露出 / 1/50秒 / F6.3 / 0EV / ISO160 / WB:オート / 71.6mm(193mm相当)

・自動ゆがみ補正

 レンズの歪曲収差を自動的に補正する「自動ゆがみ補正」を搭載している。ライブビューの映像は無補正で、撮影した画像だけ補正されるタイプ。一眼レフだと処理が遅くて連写可能なコマ数が大幅に減ったりしがちだが、本機はけっこう速くてストレスはない。どうせなら、マイクロフォーサーズのようにライブビュー映像もリアルタイムで補正してくれるといいのだけれど。

自動ゆがみ補正:オフ / Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6 / 4,608×3,072 / 絞り優先AE / 1秒 / F5.6 / 0.7EV / ISO160 / WB:晴天 / 10mm(27mm相当)自動ゆがみ補正:オン / Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6 / 4,608×3,072 / 絞り優先AE / 1秒 / F5.6 / 0.7EV / ISO160 / WB:晴天 / 10mm(27mm相当)

・作例

自宅近所のモミジ。オートホワイトバランスなので、ちょっと発色が地味目になっている。Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 30-110mm F3.8-5.6 / 4,608×3,072 / プログラムAE / 1/100秒 / F5 / -1EV / ISO160 / WB:オート / 86.5mm(233mm相当)発売されたばかりの単焦点レンズもお借りできた。画面サイズが小さい分あまり大きくはボケないけれど、シャープさはなかなかのもの。Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR 18.5mm F1.8 / 4,608×3,072 / プログラムAE / 1/250秒 / F2.8 / 0EV / ISO160 / WB:晴天 / 18.5mm(49mm相当)
絞り開放から1段絞ったところ。円形絞りのおかげで、ボケがきれいに丸い。Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR 18.5mm F1.8 / 4,608×3,072 / プログラムAE / 1/200秒 / F2.5 / 1.3EV / ISO160 / WB:晴天 / 18.5mm(49mm相当)天気がもうひとつで、しかも紅葉が相手だと、必然的にオートホワイトバランスは青みがかってしまう。なので、ほとんど晴天モードで撮っている。Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR 18.5mm F1.8 / 4,608×3,072 / 絞り優先AE / 1/320秒 / F2.2 / 0.7EV / ISO160 / WB:晴天 / 18.5mm(49mm相当)
18.5mmの最短撮影距離は0.2m。最大撮影倍率は0.12倍で、35mmフィルムカメラに換算すると、0.32倍くらいになる。Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR 18.5mm F1.8 / 4,608×3,072 / 絞り優先AE / 1/100秒 / F2.8 / 1.0EV / ISO160 / WB:晴天 / 18.5mm(49mm相当)実は幹の向こう側には民家の窓があるというシチュエーション。Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 30-110mm F3.8-5.6 / 4,608×3,072 / 絞り優先AE / 1/125秒 / F5 / -2EV / ISO160 / WB:晴天 / 86.5mm(233mm相当)
前日に降った雨のおかげで徐行を呼びかける看板が立てられている理由がよく分かった。Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6 / 4,608×3,072 / プログラムAE / 1/320秒 / F5.6 / 0EV / ISO160 / WB:晴天 / 30mm(81mm相当)画面中心部はまずまずだが、周辺部はちょっと崩れ気味。ピクセル等倍じゃなく、0.5倍で見る時代になりつつあるのかもしれない。Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6 / 4,608×3,072 / プログラムAE / 1/800秒 / F5 / 0EV / ISO160 / WB:オート / 10mm(27mm相当)
某キャラクターよりもキラキラの招き猫のほうが気になった。Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6 / 4,608×3,072 / プログラムAE / 1/200秒 / F5.6 / 0EV / ISO160 / WB:晴天 / 27.6mm(74mm相当)落ちたイチョウの葉っぱが地面を黄色く彩っていた。オートホワイトバランスだとさびしい色味になってしまうので、晴天モードで。Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6 / 4,608×3,072 / プログラムAE / 1/125秒 / F5.6 / 0EV / ISO160 / WB:晴天 / 30mm(81mm相当)
くっつき合って寝ているノラネコ。画面サイズが小さいだけに、白トビも早い気がする。Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 30-110mm F3.8-5.6 / 4,608×3,072 / プログラムAE / 1/50秒 / F4.8 / 0.3EV / ISO160 / WB:オート / 71.6mm(193mm相当)望遠ズームの望遠端。2万5,000円弱の実売価格から考えれば十分なシャープさだ。Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 30-110mm F3.8-5.6 / 4,608×3,072 / プログラムAE / 1/40秒 / F5.6 / 0.3EV / ISO160 / WB:オート / 110mm(297mm相当)
一眼レフ用のAF-S DX 55-300mm F4.5-5.6 G ED VRを望遠端。810mm相当を気軽に持ち歩けて、手持ちで撮れるのはすごい。Nikon 1 V2 / AF-S DX 55-300mm F4.5-5.6 G ED VR / 4,608×3,072 / プログラムAE / 1/20秒 / F5.6 / 0.3EV / ISO160 / WB:オート / 300mm(810mm相当)合焦音にネコの耳が反応するので「サイレント撮影」で。貢ぎ物は多いらしく、けっこうまるまるしていた。Nikon 1 V2 / AF-S DX 55-300mm F4.5-5.6 G ED VR / 4,608×3,072 / プログラムAE / 1/60秒 / F4.8 / 0EV / ISO160 / WB:晴天 / 105mm(283mm相当)
シャッター速度を遅くするのにF11まで絞っているが、やはり回折の影響で解像が悪くなっている。Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6 / 4,608×3,072 / 絞り優先AE / 0.6秒 / F11 / 0.3EV / ISO160 / WB:晴天 / 10mm(27mm相当)ピクセル等倍で見ると、正直なところ、レンズの力不足を感じてしまうが、お手ごろ価格の標準ズームとしてはまずまずのレベル。Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6 / 4,608×3,072 / プログラムAE / 1/60秒 / F3.5 / 0EV / ISO160 / WB:晴天 / 10mm(27mm相当)
一眼レフ用のAF-S DX 35mm F1.8 Gは、本機だとほどのよいポートレートレンズの画角。それでいて0.3mまで寄れるのは楽しい。Nikon 1 V2 / AF-S DX 35mm F1.8 G / 4,608×3,072 / 絞り優先AE / 1/200秒 / F2.2 / 0EV / ISO160 / WB:晴天 / 35mm(94mm相当)水面に浮いている葉っぱを絞り開放で。「ピントはどこ?」みたいな感じではあるが、これはこれで悪くない。Nikon 1 V2 / AF-S DX 35mm F1.8 G / 4,608×3,072 / 絞り優先AE / 1/320秒 / F1.8 / 1.3EV / ISO160 / WB:晴天 / 35mm(94mm相当)
絞り開放だとアマさが目立つが、F2.8くらいに絞ると、ぐっとシャープな描写になってくれる。Nikon 1 V2 / AF-S DX 35mm F1.8 G / 4,608×3,072 / 絞り優先AE / 1/60秒 / F2.8 / 1.3EV / ISO160 / WB:晴天 / 35mm(94mm相当)液晶モニターで撮ると手ブレ補正があっても心配になるくらいの暗さだが、EVFなら顔で支えられるのでなんとか粘れる感じ。Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6 / 4,608×3,072 / プログラムAE / 1/15秒 / F4.5 / -1.7EV / ISO160 / WB:晴天 / 16.9mm(45mm相当)
壁を這うツタが見事な色に染まっていた。Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6 / 4,608×3,072 / プログラムAE / 1/50秒 / F3.5 / -0.7EV / ISO160 / WB:晴天 / 10mm(27mm相当)

・動画

※サムネイルをクリックするとオリジナルファイルが開きます。

動画はフルHD解像度で60i。ステレオ音声で、動画撮影中にもピント合わせが可能だ。Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 30-110mm F3.8-5.6 / 1,920×1,080 / 60i / 晴天
400fpsまたは1,200fpsのスローモーション動画も撮れる。Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 30-110mm F3.8-5.6 / 640×240 / 400fps / WB:晴天





北村智史
北村智史(きたむら さとし)1962年、滋賀県生まれ。国立某大学中退後、上京。某カメラ量販店に勤めるもバブル崩壊でリストラ。道端で途方に暮れているところを某カメラ誌の編集長に拾われ、編集業と並行してメカ記事等の執筆に携わる。1997年からはライター専業。2011年、東京の夏の暑さに負けて涼しい地方に移住。地味に再開したブログはこちら

2012/11/14 00:00