【新製品レビュー】ペンタックスOptio RS1500
ペンタックスが4月14日に発売した「Optio RS1500」は、2010年10月発売の“着せ替えデジカメ”「Optio RS1000」の後継となるコンパクトデジタルカメラだ。実勢価格は1万1,800円前後。カラーはパールホワイトとシルバーの2色を用意している。
Optio RS1500(パールホワイト) |
同機種における最大の進化ポイントは、着せ替えシートをより手軽に交換できるようになった点。前面パネルは脱着式のレンズリングとグリップ部で保持し、工具不要でシートを着せ替えられるようになった。レンズリングも色違いが付属しており、気分やデザインに合わせて選ぶ楽しみが加わっている。
付属の着せ替えシートは10種類と盛りだくさん。加えてペンタックスのWebサイトからはキャラクター「グル〜ミ〜」のコラボシートがダウンロードできるほか、JPEG画像からオリジナルの着せ替えシートをデザインできるソフトウェア「PENTAX Personal Skin Designer」(要Adobe Air)も無償で提供している。
レンズリングはツメで固定されているため手で外せる。工具やビスをなくす心配がなくなった | Optio RS1500では2色のレンズリングを選ぶ楽しみも加わった |
10種類の着せ替えシートを同梱している |
ちなみに前機種のOptio RS1000では、前面パネルの四隅をビス留めする方式を採用。着せ替えには付属の工具で4本のビスを外す必要があった。前面すべてが透明パネルのため見栄えは良かったが、頻繁に着せ替えようとすると多少手間だったかもしれない。
前機種のOptio RS1000。前面パネルはビス留めだった |
手軽な着せ替えが魅力のモデルだが、カメラの基本性能にも抜かりはない。撮像素子は1/2.33型有効1,400万画素のCCDセンサーで、感度はISO100〜ISO6400(ISO3200以上は5M記録)。レンズは広角端27.5mmからの4倍ズーム。液晶モニターは3型23万ドットのものを搭載する。
動画記録は1,280×720ピクセル/30fpsに対応。撮影画像を加工するデジタルフィルターは9種類の効果を楽しめる。
最大1,280×720ピクセル/30fpsの動画記録に対応 | 9種類のデジタルフィルターを適用できる |
バッテリー室と記録メディアスロット。SDHC/SDメモリーカードに対応する | 付属のリチウムイオンバッテリー「D-LI108」とチャージャー。Optio RS1500での撮影可能枚数は約210枚 |
また、ペンタックス伝統のグリーンモードを継承。「小さい表示は見づらい」というユーザーや、「何かの拍子に設定が変わると戻せなくなってしまう」といったデジタル機器が苦手な方々にも薦めやすいだろう。
撮影画面 | グリーンモードは表示がシンプルになり、文字などがそれぞれ大きく見やすくなる |
カメラの主な仕様はOptio RS1000を踏襲したが、特徴となる着せ替えの使い勝手は見た目以上に大きく変わっていた。工具なしで簡単にシートの交換が行なえるため、今まで以上に積極的に着せ替えてみようという気持ちになる。服や持ち物のコーディネートの延長としてシートを着せ替えるのも楽しそうだ。
画質についてはOptio RS1000の新製品レビューも参照いただきたい。
■実写サンプル
- 作例のサムネイルをクリックすると、リサイズなし・補正なしの撮影画像をダウンロード後、800×600ピクセル前後の縮小画像を表示します。その後、クリックした箇所をピクセル等倍で表示します。
・感度
・最短距離
マクロモード Optio RS1500 / 約2.3MB / 4,288×3,216 / 1/800秒 / F3.2 / 0EV / ISO100 / 4.9mm | スーパーマクロ Optio RS1500 / 約1.9MB / 4,288×3,216 / 1/800秒 / F3.5 / 0EV / ISO100 / 5.8mm |
2011/5/20 15:11