デジカメドレスアップ主義

男性向けホワイトドレスアップ

OLYMPUS PEN Lite E-PL5 + Cooke Kinic 25mm F1.5

  • ボディ:オリンパス PEN Lite E-PL5(ホワイト)
  • レンズ:テーラー&ホブソン Cooke Kinic 25mm F1.5
  • マウントアダプター:メタボーンズ マイクロフォーサーズマウント用CマウントアダプターVer2,(デジタルホビー)
  • カメラケース:リコイル E-PL5 ホワイトコードバンケース
  • ストラップ:weiche Brise ハンドストラップ[12mm プレーンタイプ]
  • グリップ:オリンパス MCG-3PR SLV
  • ファインダー:ライツ SBOOI

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 白いカメラを特別視する意識は、もはや過去のものだろうか。昨今、白いカメラはさほどめずらしいものではない。特にデジタルカメラが主流になってからというもの、カラーバリエーションの定番色といっても差し障りないだろう。

 ただし、ホワイトボディは女性向けにラインナップされていることが多く、白いカメラがスペシャルモデルという位置づけだった時代を知っている者にとっては、ある種の歯がゆさがある。今回はE-PL5のホワイトボディを例に、男性向けのドレスアップを考えてみた。

 まず、ホワイトのE-PL5に合わせ、リコイルのホワイトレザーケースを用意した。これは白いコードバン(硬質で希少性の高い馬革)を用いためずらしい製品だ。これにキャメルレザーや麻のストラップでも合わせれば、カジュアルな女性向けのスタイルに仕上がる。今回あえて矛先を変え、男性向けに仕上げていこう。

 ポイントはシルバーカラーのアイテムだ。グリップ、ストラップ、マウントアダプターなどをシルバーでまとめ、差し色的に黒を配置している。有機体に機械をインプラントしたような、どこかサイバーパンク的な見え方がおもしろい。こうしたスタイルなら、男性でも堂々とホワイトボディを携行できるだろう。ちなみに、白とシルバーだけだと締まりがなく、要所要所に黒を配置すると効果的だ。

ホワイトコードバンケースにシルバーのグリップが映える。ステッチを省略したデザインが新鮮だ
マウントアダプターとファインダーはあえてシルバーを選び、カラーコーディネイトを優先してみた
リコイルのE-PL5ケースは背面が大きく開き、液晶チルトを妨げない設計になっている
ケースの底面が開閉し、バッテリーとメモリカードにイージーアクセスできる

 今回のドレスアップの立役者はやはり純正の後付けグリップだ。着脱式グリップはPEN E-P3が採用して話題となったが、今見ても十分に新鮮なスタイルである。カラーバリエーションは全9種類と豊富で、ボディカラーをはじめ、カメラケースやストラップと多彩なコーディネイトが楽しめるだろう。

 ストラップはweiche Brise製で、メタリックシルバーのシープスキンにクロコダイル柄を型押ししている。この他にメタリックゴールド、メタリックレッド、メタリックピンク、メタリックグレーを用意し、メタリックカラーを前面に押し出したシリーズだ。メタリックのレザーはネックストラップだとさすがに個性が強すぎるが、ハンドストップならほどよいアクセントになってくれる。

プレミアムカメラグリップと同色のレンズキャップも用意されている。レンズキャップは37mm径だ
ブラックのグリップとレンズキャップでそろえてみた。つややかな光沢感が美しい
リコイルのホワイトコードバンケースは1万2,500円。お得意のアンティークカラーもある
メタボーンズのCマウントアダプターは着脱レバーが特徴だ。デジタルホビーにて7,300円で販売
weiche Briseの12mmハンドストラップは4,800円。メタリック系で全5色をラインナップする

 オールドレンズはクックキニック25mm F1.5を選んでみた。いくぶんレアなCマウントレンズだが、オークションサイトなら2〜3万円で購入できるだろう。Cマウントの25mmレンズとしてはイメージサークルが広く、マイクロフォーサーズと組み合わせて絞り込んでもケラレがさほど気にならない。シネレンズビギナーでもハンドリングしやすいレンズだ。また、開放近辺ではぐるぐるボケが出やすく、クセ玉ファンも楽しめるだろう。作例はRAWで撮影し、Lightroomでストレート現像している。

  • ・作例のサムネイルをクリックすると、リサイズなし・補正なしの撮影画像をダウンロード後、800×600ピクセル前後の縮小画像を表示します。その後、クリックした箇所をピクセル等倍で表示します。
  • ・縦位置で撮影した写真のみ、無劣化での回転処理を施しています。

E-PL5 / Cooke Kinic 25mm F1.5 / 4,608×3,456 / 1/4,000秒 / F1.5 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 25mm
E-PL5 / Cooke Kinic 25mm F1.5 / 4,608×3,456 / 1/250秒 / F5.6 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 25mm
E-PL5 / Cooke Kinic 25mm F1.5 / 4,608×3,456 / 1/400秒 / F1.5 / -0.7EV / ISO200 / WB:オート / 25mm
E-PL5 / Cooke Kinic 25mm F1.5 / 4,608×3,456 / 1/640秒 / F5.6 / -0.7EV / ISO200 / WB:オート / 25mm
E-PL5 / Cooke Kinic 25mm F1.5 / 4,608×3,456 / 1/2,000秒 / F4 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 25mm
E-PL5 / Cooke Kinic 25mm F1.5 / 4,608×3,456 / 1/100秒 / F4 / 0EV / ISO250 / WB:オート / 25mm

 E-PL5はPENシリーズの中堅モデルに位置するが、イメージセンサーは同社マイクロフォーサーズ機の上位モデル「OLYMPUS OM-D E-M5」と同等のものを搭載している。ワンランク上の画質をミッドレンジで満喫できる点がアドバンテージだ。これは他社で言えば、同一のイメージセンサーを搭載するFUJIFILM X-Pro1と同X-E1の関係によく似ている。

 RAWで撮影すると、オールドレンズの繊細なシャープネスや豊かな階調を余すところなく再現し、オールドレンズのベースボディとしてコストパフォーマンスにすぐれた高画質モデルだ。E-P3よりひとまわり小さいこともあり、シネレンズやレンジファインダー機用レンズなど、小ぶりなレンズと好相性である。

澤村徹

(さわむらてつ)1968年生まれ。法政大学経済学部卒業。ライター、写真家。デジカメドレスアップ、オールドレンズ撮影など、ひと癖あるカメラホビーを提唱する。2008年より写真家活動を開始し、デジタル赤外線撮影による作品を発表。近著は「オールドレンズ・ライフ Vol.2」(玄光社)、「オールドレンズレジェンド」(翔泳社)他。http://metalmickey.jp