フォトアプリガイド

Phoenix Photo Editor(iOS)

無料なのに広告表示なし シンプルで使いやすい画像編集アプリ

今回紹介する「Phoenix Photo Editor」は、シンプルかつ多機能を両立したバランスのよい画像編集アプリだ。

無料アプリでありながら広告もなく、アプリ内課金による機能拡張にも対応。初心者から上級者まで安心して使えるアプリになっている。

価格は無料。試用バージョンは1.4。

起動すると、画面中央部に撮影した直近の写真が表示される。

本アプリで編集したい画像は、表示された画像をタップするか、「Import」アイコンをタップして選択しよう。なお、表示された画像は、左右のフリックにて切り替えられる。

画像を選択したら、「メニュー」をタップして編集機能を呼び出す。なお、画像部を左から右にフリックしても編集機能が呼び出せるので覚えておこう。

本アプリの機能は、表示されたメニューから呼び出して利用する。機能は複数あり、上下のフリックにて表示を切り替えられる。

本アプリに搭載された機能は、編集機能としてはかなりシンプルな作りになっている。

例えば、画像を自動補正する「Enhance」はオン/オフスイッチしか用意されていない。

エフェクト機能のひとつである「Photo Filters」は、表示されたサムネイルをタップして選択し、その後表示されるスライダーをつかって強度を調整するだけだ。

「Art Filters」も基本的な使い方は「Photo Filters」と同じだ。ただし、強度すら調整できないエフェクトもあるので、そういった意味では、タップしたらほぼ編集は完了だ。

光漏れエフェクトを収録した「Light Effects」も、「Photo Filters」と操作の面では一緒だ。

ただし、「Light Effects」では、強度調整用のスライダーのほか、エフェクトの左右上下の反転が可能となっている。

課金要素としては、選択したコンテンツの内容に切り抜ける「Shapes」や画像の上に追加できるステッカーの「Stickers」などがある。

一応「Shapes」であれば「Default」「Text」、「Stickers」であれば「Closet」「Props」というカテゴリが無料で利用できる。「$」のついたカテゴリが課金対象だ。価格はそれぞれ100円だが、すべてのコンテンツをアンロックする「Unlock All Premiums」は1,500円となる。

単機能の画像編集アプリとしてよくみかける「Color Splash」(カラー写真をモノクロ化し、指でなぞった部分のみカラーに戻す)、本アプリなら一機能として収録されている。

やや残念なのが、BrightnessやContrastといった機能も他の機能と同列に扱われていることだ。確かにわかりやすいのだが、よく利用する機能だけに基本編集機能としてまとめられていてもよかったかもしれない。

これは「Hue/Saturation」(色相や彩度)に関しても同じことがいえる。

「Resize」では、スライダーを使った任意指定のほか、「320」「480」「1024」「1200」「2000」といったプリセットサイズにも対応。

「Location」を利用すれば、ジオタグの付加された画像を地図上に表示できるだけでなく、ジオタグそのものの編集も可能だ。

画像を読み込んで表示される画面の左下にある「共有」をタップすると、カメラロールなどへの保存のほか、FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSへのアップロードが行なえる。

「Phoenix Photo Editor」は、とにかく編集機能が多く、それでいてシンプルにまとめられているため、とても扱いやすい画像編集アプリといえる。

各機能へのアクセスがメニューから行なえるため、迷うことはないものの、できるなら「リスト」と「アイコン」といったように表示スタイルが選べたら、なお使いやすかっただろうとも感じた。

ともあれ、無料でここまで利用できれば文句はないだろう。課金要素も複数あり、長く利用できるアプリになるのではないだろうか。

執筆:飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。