フォトアプリガイド

QuickPic(Android)

オンラインにある写真をシームレスに管理

「QuickPic」は、いわゆる“定番”画像ビューワアプリだ。低スペックなAndroid端末でもサクサク表示でき、またオンラインストレージサービスへの対応など、端末にプリセットされた純正のビューワアプリにはない機能が評価されている。

最新版はAndroid OS 4.4の制限により、外部記憶メディアに直接画像をコピーできなくなったのは残念だが、基本的な部分ではそれでも扱いやすい画像ビューワアプリのひとつといえる。

価格は無料。試用バージョンは3.5.1。

まず「QuickPic」を起動すると、ローカルフォルダとDropboxやGoogle Driveといったオンラインストレージサービスのアイコンが表示される。

表示させたい画像が保存された場所・サービスをタップして指定しよう。

画像の参照場所を選択したら、後の操作は他のビューワアプリと変わらない。フォルダを指定し、画像を選択してみよう。

メニュー内の「編集」をタップすると、本アプリの編集機能のほか、端末に導入した編集アプリを呼び出せる。

利用できる編集は、「縮小」「トリミング」「回転」の3つとシンプルだ。

「縮小」はプリセットサイズを指定して画像を縮小する機能。

「トリミング」は、任意の選択範囲のほか、縦横比、解像度を指定してトリミングが可能だ。なお、ピンチアウト・イン操作で拡大・縮小が行なえる。

「回転」は「左に回転」「右に回転」「180回転」と3つから選べるが、単純に回転させるだけならわざわざ編集機能を利用しなくても、画像を開いた際にアクセスできるメニューからやったほうが手っ取り早い。

ちなみに、外部記憶メディアへのコピーに関する制限だが、「共有」機能のひとつとして指定できる「SDカードにコピー/移動」は有効だ。

本アプリの売りはなんといっても、オンラインストレージサービス内に保存された画像をローカル保存した画像と同じように扱える点だ。

オンラインストレージサービスを積極的に利用しているなら、こうしたビューアアプリを利用すると、画像の検索・管理がグッと楽になるだろう。

飯塚直