フォトアプリガイド

Paint FX(iOS)

画像の一部にエフェクトを。マスクもレイヤーも搭載

今回紹介する「Paint FX」は、画像全体はもちろん、画像の一部だけにもエフェクトを付加できる画像編集アプリだ。

価格は300円。試用バージョンは5.0.2。

「Paint FX」を起動したら、まずメニューから「New Project」を選択する。

Facebookなどの他サービスのアカウントを利用する場合は、「Log In」をタップしてログインしよう。

ログインすることで、Facebookなどにアップロードした画像を選択できるようになるが、今回は端末内の画像データを利用するため「カメラロール」を指定している。

画像は1:1の正方形画像として加工される。画像を選択するとトリミング画面へと切り替わるので、回転や拡大・縮小を利用してポジションを決めよう。

画像の加工が終わったら、画像サイズを「Medium Resolution」と「Full Resolution」の2つから選択する。FacebookやTwitterなどで利用する際は「Medium Resolution」が推奨されている。

画像サイズを決めたら、本アプリのメイン機能でもあるエフェクトの付加が可能となる。

「Paint FX」ではブラシツールを使ったピンポイント指定が行なえ、「Fill FX」では画像全てにエフェクトが付加される。

なお、上下のスクロールによって、表示エフェクトの切り替えが可能だ。

まずは「Paint FX」の利用から。「Paint FX」では、ブラシツールの調整が重要。ブラシツールを表示させ、ブラシサイズなどを調整しよう。

また、強度調整に対応したエフェクトは、ブラシツール内のスライダーによって調整できる。なお、非対応のエフェクトではスライダー自体が表示されない。

「Paint FX」を利用した状態では、画像に直接タッチしてエフェクト箇所を指定する。

「Fill FX」では、他のエフェクト機能を搭載した画像編集アプリと同様に、エフェクトを選んだ時点で画像全体に付加される。

ただしこの場合であっても、エフェクトの強度調整はブラシツールから行なう点には注意したい。

通常、この手の画像編集アプリはピンチイン・ピンチアウトによる画像の縮小・拡大に対応しているが、本アプリでは調整アイコンをタップしてからでないと利用できない。これは「Paint FX」との兼ね合いのためだと思うが、画像にいきなりタッチしてエフェクトが付加される……といったミスをしないようにしよう。

また、マスク処理にも対応する。

拡大機能やブラシツール、レイヤーと併用して細部まで調整が可能だ。

すべての処理が終わったら、「共有」をタップして画像の保存、FacebookやTwitterへの投稿を行なおう。

マスクやレイヤー、そしてブラシツールにより細部まで調整できるため、画像を作り込める。他の多機能な編集アプリとは使えるツール数に違いはあるものの、エフェクトがメインだと考えるのなら必要十分だろう。

ただ、よくを言えば、コントラストや輝度といった編集はエフェクトと同じ場所から選ぶのではなく、補正機能として独立していてほしかった。編集スタイルという点からエフェクトの一部として扱っているのだろうが、他の編集アプリになれているとやりづらい。とはいえ、本アプリ1本でいくのなら、特に不便には思わないだろう。

全体的にもまとまっており、よりクリエイティブ志向な画像をFacebookやTwitter、Instagramにアップしたいなら、本アプリはちょうどよいバランスだ。

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。