フォトアプリガイド

Filterstorm Neue(iOS)

複数の処理を登録して自動実行できる編集アプリ

今回紹介する「Filterstorm Neue」は、自動処理に対応した画像編集アプリだ。任意の処理を組み合わせて登録しておけるので、画像編集を簡略化できるという特徴がある。

価格は400円。試用バージョンは1.2。

起動したら、「写真」をタップして画像を選択しよう。なお、本アプリでは、メニュー部をロングタッチすることでヘルプを呼び出せる。機能の内容がわからない場合は、適宜表示させるとよいだろう。

「キャンバス」には画像全体に影響する機能が並ぶ。回転や反転も利用できる。また「切り抜き」なら、任意の切り抜きほか、比率を「3:2」「16:9」あるいは「正方形」といったように指定して切り抜ける。「正方形を作成」は、表示中の画像に対して余白を追加し、1:1の画像に成形するという機能だ。

「エフェクト」には「ポスター」や「ビネット」といったエフェクトが並ぶ。タッチして付加できるが、エフェクトは少なめの8種類しかない。エフェクトの強度は、画面を直接上下にスライドして調整可能だ。

「編集」では、いわゆる基本編集機能が利用できる。ただし、編集内容によって調整方法は異なる。

 例えば、「モノクロ」では「レッド」「グリーン」「ブルー」といったカラーチャンネルを画面下部に表示されたバーをスライドして調整するが、「カーブ」はトーンカーブを利用して調整、「明るさ コントラスト」では直接画面をスライドして調整する。はじめて起動した場合などに調整方法が表示されるのでシッカリと確認したい。

本アプリの特徴である「自動処理」は、登録したい処理を一度実行する必要がある。

 例えば「シャープ」を自動処理に登録するならば、シャープ機能を適用し、「自動処理」で処理名を決めて追加する。これで、自動処理に登録されるわけだ。

 これは単機能だけでなく、複数の機能を組み合わせることもできる。セピアとコントラストモノクロとシャープなど、複数の処理をひとつの自動処理として登録できるというわけだ。

 なお、実際にどんな処理をしたかは、「履歴」でチェックできる。自動登録する前は余計な処理を加えないためにも、確認しておきたい。

注目すべきはやはり「自動処理」機能だろう。エフェクトこそ8種類と数は少ないものの、自動処理機能を使って編集内容をセットしておけば、いつでも同じように連続した処理が行なえる。

とはいえ、有料アプリなだけに、今以上のプリセットエフェクトの充実は求めたいところ。また、複数画像を選択してバッチ処理に対応するとより便利に使えるだろう。

色々と追加してほしい部分はあるが、基本的には実用性の高いアプリである事には違いない。使い方次第で自分好みにカスタマイズできるなど、既存の編集アプリに物足りなさを感じているなら、チェックしてみてほしい。

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。