写真展

梶山亮写真展 「タイムライン・グラフィティ」-日常を“モノクロ”と“スクエア”できりとってみると-

(オリンパスギャラリー)

身辺に起こった出来ごとや日常の光景を“モノクロ”と“スクエア”できりとった「写真日記」です。その昔、「21世紀」という言葉は、未来の夢のような生活や風景を想像させてくれました。そしてその“未来”を迎えて十数年。「21世紀」という言葉自体が古びて聞こえてしまうほど、かつての想像を超えて、私たちの社会や生活は新しくなったようにも感じられます。しかし、日常に気持ちを寄せて、普段に目を向けてみると、温かく活力にあふれた昔ながらの光景が今も随所に息づいていることに気づきます。普通に生活する人びとや動物たち、そして変わることのない自然の風景。そんな「不変」の暮らしや営みこそが、私たちが求める「普遍」なのかも知れません。一人のニンゲンの狭い日常を写し撮った光景ですが、そんな“ふへん”の断片を、少しでも感じ取っていただければ幸いです。

趣味で写真を始めた10代のころ、6×6判二眼レフに白黒フィルムを詰めて気ままに写真を楽しんでいた時分を思い出しつつ、アナログからデジタルにすっかり置き換わったカメラとプリントシステムで、当時の雰囲気再現をこころみました。

出展作品数:モノクロ 約60点

(写真展情報より)

会場・スケジュールなど

  • ・会場:オリンパスギャラリー東京
  • ・住所:東京都新宿区西新宿1-24-1エステック情報ビル地下1階
  • ・会期:2015年9月18日金曜日~2015年9月23日水曜日
  • ・時間:11時~19時(最終日15時まで)
  • ・休館:木曜日
  • ・入場:無料

作者プロフィール

1956年東京・中野生まれ。

1982年北海道大学文学部卒業同年富士通株式会社に入社。以来、宣伝・広報や新規事業の立ち上げなどに従事し、現在、株式会社富士通マーケティング宣伝部に在籍。

小学生のころ写真を撮るようになり、高校、大学で写真部で活動。

その後、会社勤めの33年間もカメラで日常の風景を“切り出す”活動を続けている。

東京都足立区千住在住。

(本誌:河野知佳)