イベントレポート
明日まで開催 プロ向けイベント「PHOTONEXT 2017」レポート(その1)
新マシンガンストロボ、磁石で取り付けるフィルターなど参考展示
2017年6月20日 18:20
6月20日・6月21日にパシフィコ横浜で開催されるプロ向けイベント「PHOTONEXT 2017」の展示から、本稿ではコンシューマー用途に近い製品やサービスについてお届けする。
会場はパシフィコ横浜のCDホール。入場は無料。6月21日(水)は10時〜17時に開催する。
ニッシンジャパン
年内発売予定というグリップタイプの新マシンガンストロボ「MG10As」(価格未定)を展示していた。キヤノン用、ニコン用、ソニー用、マイクロフォーサーズ用、富士フイルム用を予告。
カメラに載せたAir10sとのワイヤレス接続を基本とし、オンカメラ/オフカメラをシームレスに切り換えながら使えるようにした。電源は単3型電池8本。詳細スペックは明らかになっていないが、従来のクリップオンタイプのマシンガンストロボより光量が上がるという。また、前面のNissinロゴ下にある丸いボタンでカメラのシャッターも切れるそうだ。
マンフロット
マンフロットブランドのレンズフィルターを国内発売すると予告。時期や価格は未定だが、会場で実物を手に取れた。鏡枠にはMADE IN JAPANの刻印があり、素材は真鍮だという。
ラインナップは保護フィルター、PLフィルター、NDフィルターが用意され、いずれもフィールドでの使い勝手を重視したという撥水や帯電防止の処理が施されている。
フィルターアクセサリーの「XUME」(ズーム)は、ねじ込み式のレンズフィルターをマグネットでワンタッチ着脱できるようにするシステム。レンズのフィルターネジにレンズアダプター、フィルター側にフィルターホルダーを取り付け、マグネットで固定される。
富士フイルム
若年層に人気という「写ルンです」などの利便性向上のために、全国の写真展で7月から「現像データダウンロードサービス」を順次開始すると予告。フィルムを現像して画像データに変換し、ユーザーがパソコンやスマートフォンからダウンロードできるサービス。
料金はダウンロードできるデータサイズ(記録解像度)により2パターン。既存のCD書き込みと同様の約300万画素で記録する「スタンダード」は税込1,000円、A3対応という約1,900万画素データの「ラージ」は税込2,000円と想定している。いずれも、フィルム現像とデータ書き込みを併せた1本あたりの料金。ネガの返却を希望する場合は、オプションとしてプラス500円を支払う。
サービスの流れは、写真店で「写ルンです」もしくは撮影済みフィルムを預け、約3営業日後に料金を支払い、ダウンロード情報の書かれた紙を受け取る。