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キヤノン、ミラーレス最新モデル「EOS M3」

AF高速化 外付けEVFに対応

キヤノンは、ミラーレスカメラ「EOS M3」を3月下旬に発売する。ボディカラーはブラックとホワイト。

ブラック
ホワイト

価格はオープンプライス。キヤノンオンラインショップでの販売予定価格は、ボディ単体が税別5万6,800円、18-55レンズキットが税別7万1,800円、ダブルレンズキット(18-55+22mm)が税別8万5,800円、ダブルズームキット(18-55+55-200)が税別9万6,800円。

ホワイトボディに付属するEF-S 22mmはシルバー鏡筒

AF高速化のほか、ダイヤルなどの操作系を増やし、カメラ操作に慣れたユーザーを意識した操作性を採用している。内蔵ストロボ搭載、外付けEVFへの対応もトピック。大きめのグリップ部を備えた。ストラップ取り付け部は平穴タイプになっている。

ブラック
ホワイト
180度チルトに対応する液晶モニター
別売の外付けEVFを用意(上90度チルト可能)
内蔵ストロボを装備

エントリー層向けには、撮影パラメータを“ぼかす~くっきり”や“寒色~暖色”といった感覚的な用語に置き換えて撮影設定できる「クリエイティブアシスト」を搭載。

撮像素子は有効2,420万画素のAPS-Cサイズ相当CMOSセンサー。画像処理エンジンはDIGIC6。感度はISO100-12800(拡張でISO25600)。

Wi-Fi/NFCに対応。コネクトステーションCS100に対応する。

AF速度を向上

EOS 8000D、EOS Kiss X8iと同様の「ハイブリッドCMOS AF III」を採用し、AF速度はEOS M2比で約3.8倍としている。

従来モデルのEOS M2で採用していたハイブリッドCMOS AF IIから、位相差画素の配置を変更。水平方向の密度を高めたことで、シーンによってはコントラストAFを併用せず像面位相差AFのみで合焦可能になった。動画撮影中のAFもなめらかになるという。

ちなみに、一眼レフカメラのEOS 70Dで採用されているデュアルピクセルCMOS AFは、全画素がそれぞれ位相差画素として機能するもの。ハイブリッドCMOS AF IIIはハイブリッドCMOS AF II(およびハイブリッドCMOS AF)より水平方向の密度を高めたが、全体に対する位相差AF用画素の密度で比べるとIII以前より低くなっているという。

マニュアル操作性を向上。外付けEVFに対応

P/Av/Tv/Mモードなどを直接選べる撮影モードダイヤルや、露出補正ダイヤルを新たに装備。電子ダイヤルがシャッターボタンと同軸に備わり、背面のコントローラーホイールと併せて2ダイヤル操作が可能になった。

動画記録はフルHD/30pに対応。シャッタースピードや絞り値をマニュアル設定できる。

別売の外付けEVF「EVF-DC1」に対応。236万ドットで、上90度のチルトに対応する。

液晶モニターは上180度・下45度のチルトに対応する3型タッチパネル式。タッチAF、タッチシャッターに引き続き対応する。

対応バッテリーはLP-E17。バッテリーチャージャーをカメラ本体に同梱する。撮影可能枚数は約250枚。

外形寸法は110.9×68×44.4mm。重量は約366g(バッテリー、記録メディア込み)。

別売でネックストラップとボディージャケットを用意する。

ブラックの装着イメージ
ホワイトの装着イメージ

(本誌:鈴木誠)