ニュース

キヤノン、フルサイズ広角ズーム「EF11-24mm F4 L USM」

世界最広角を実現 SWCとASCの両コーティングを採用

キヤノンは、広角ズームレンズ「EF11-24mm F4 L USM」を2月下旬に発売する。価格は税別45万円。

35mmフルサイズ用ズームレンズとして世界最広角(魚眼レンズを除く)というEFマウントのレンズ。同社の現行レンズではEF16-35mm F2.8L II USMとEF16-35mm F4L IS USMが最も広角のズームレンズ(魚眼レンズを除く)。キヤノン以外のフルサイズ一眼レフ用ではSIGMA 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSMが最広角のズームレンズだった(同)。

一眼レフ用レンズとしては世界最大という非球面レンズを含む、4枚の非球面レンズを使用することで11mmの画角、画面周辺部の高画質化、ワイド側での収差低減を図った。歪曲収差もレンズ全域で補正した。また、スーパーUDレンズ1枚、UDレンズ1枚を使用し色収差を補正した。レンズ構成は11群16枚。

4枚の非球面レンズ

コーティングは、SWC(Subwavelength Structure Coating)とASC(Air Sphere Coating)の両方を使い、ゴーストを低減した。

本体は防塵防滴構造を採用。加えて、最前面と最後面にはフッ素コーティングを施し、撥水性・撥油性を持たせた。ズーム機構の耐久性と、鏡筒部の耐振動衝撃性を向上させている。

絞り羽根は9枚(円形絞り)。最短撮影距離は広角端が32cm、望遠端が28cm。フルタイムMFに対応する。

(本誌:武石修)