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ソニー、“レンズスタイルカメラ”QX100/QX10を国内発表

10月25日に発売

 ソニーは、“レンズスタイルカメラ”こと「サイバーショットDSC-QX100」と「サイバーショットDSC-QX10」を10月25日に発売する。価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格はDSC-QX100が5万5,000円前後、DSC-QX10が2万5,000円前後の見込み。(先行展示についてはこちらの記事を参照されたい)

サイバーショットDSC-QX100
サイバーショットDSC-QX10

 海外で9月4日に発表された製品。国内での発売が正式に決定した。いずれも、本体に液晶モニターなどを持たず、スマートフォンをモニターとして使うことを前提としたデジタルカメラ。「ソニー、スマホをモニター代わりにする『レンズ型デジカメ』海外発表」「“レンズスタイルカメラ” ソニー『サイバーショットQX10』試用レポート」も参照されたい。

 DSC-QX100のターゲットは、「スマホでも“高画質”の写真を追求する方に」、DSC-QX10は「スマホでも“高倍率”の撮影を楽しみたい方に」としている。

 両機の大きな違いはセンサーサイズとレンズ。DSC-QX100は、「サイバーショットDSC-RX100M2」と同じ有効2,020万画素の1型Exmor R CMOSセンサーを、DSC-QX10は「サイバーショットDSC-WX200」と同じ有効1,820万画素の1/2.3型Exmor R CMOSセンサーを搭載する。

サイバーショットDSC-QX100

 レンズはDSC-QX100が35mm判換算の焦点距離28-100mm相当F1.8-4.9の3.6倍ズーム(Carl Zeiss Vario-Sonnar T*)なのに対して、DSC-QX10は同25-250mm相当F3.3-5.9の10倍ズーム(Gレンズ)となっている。

サイバーショットDSC-QX10
サイバーショットDSC-QX10

 感度はDSC-QX100がISO160~ISO25600、DSC-QX10がISO100~ISO12800。

 なお、DSC-QX100のみMFとズーム操作が行なえるコントロールリングを備える。

 いずれもNFC機能を搭載しており、NFCに対応するスマートフォンにタッチすると自動で接続され撮影可能となる(専用アプリ「PlayMemories Mobile」のインストールが必要。iOS 4.3以上、Android 2.3~4.2に対応)。NFC非対応のカメラでもアプリを起動して初回のみパスワードを入力することで使用可能。画像は本体のmicroSDカード/メモリースティックマイクロに保存されるほか、スマートフォンには200万画素にリサイズされた画像が転送される。

同梱のアタッチメントで一般のスマートフォンに装着できる。

 両機種とも撮影モードは、おまかせオート、プレミアムおまかせオート、プログラムオート。DSC-QX100のみ絞り優先モードを備える。光学式手ブレ補正機構も利用可能。

 外形寸法と重量はDSC-QX100が62.5×62.5×55.5mm、165g(本体のみ)、179g(バッテリーと記録メディアを含む)。DSC-QX10は62.4×61.8×33.3mm、90g(本体のみ)、約105g(バッテリーと記録メディアを含む)。

 カラーバリエーションはDSC-QX100がブラックのみ、DSC-QX10はブラックとホワイトを用意する。

 スマートフォンには同梱のアタッチメントで固定するが、「Xperia Z」専用のアタッチメントケース「SPA-ACX1」を用意する。交換レンズを装着するようにケースにカメラを装着できるという。価格は3,255円。

Xperia Z用専用アタッチメントケースの使用例

 また、キャリングケース「LCS-BBL」(DSC-QX100用、3,780円)、「LCS-BBM」(DSC-QX10用、3,255円)もラインナップする。

(本誌:武石修)