「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」に北九州市が参画


設置するインクカートリッジ回収箱

 主要プリンターメーカー6社は2日、「インクカートリッジ里帰りプロジェクトに福岡県北九州市が参画すると発表した。自治体の参画は今回が初めて。

 インクカートリッジ里帰りプロジェクトは、ブラザー工業、キヤノン、デル、エプソン、ヒューレット・パッカード、レックスマークの6社と日本郵政グループが、使用済インクカートリッジのリサイクルを目的に2008年4月8日から行なっている活動。ユーザーが使用済インクカートリッジを郵便局に設置した回収箱に入れることで、回収する仕組み。

 北九州市は、環境モデル都市として環境問題に取り組んでいることから、同プロジェクトへの参加を決めた。3日から、本庁庁舎、門司区役所、小倉北区役所、小倉南区役所、若松区役所、八幡東区役所、八幡西区役所、戸畑区役所に回収箱を設置する。使用済カートリッジの入った回収箱は、最寄りの郵便局を経由して各メーカーに送られ再資源化を行なう。

 回収箱は、これまで全国の郵便局に設置していたが、多くの人が利用する自治体の施設を新たに利用することで回収量の増加を目指す。現在、国内では年間約2億個のインクカートリッジが消費されているが、大半はゴミとして捨てられているという。



(本誌:武石修)

2009/7/2 13:46