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インクカートリッジ里帰りプロジェクト、日本野鳥の会への寄付を開始

エプソン、キヤノン、デル、ブラザーが参加 野鳥を守る事業を支援

家庭用プリンターの使用済みインクカートリッジ共同回収活動「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」を実施しているプリンターメーカー5社(ブラザー工業株式会社、ブラザー販売株式会社、キヤノン株式会社、キヤノンマーケティングジャパン株式会社、デル株式会社、セイコーエプソン株式会社、エプソン販売株式会社、株式会社日本HP)は、「公益財団法人 日本野鳥の会」への寄付を2017年4月1日に開始すると発表した。

「日本野鳥の会」は、自然と人が共存する豊かな社会の実現を目指している民間団体。全国約5万2千人の会員・サポーターが活動している。

プリンターメーカー5社は、「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」として年間50万円を拠出し、「日本野鳥の会」へ寄付を行う。また、この寄付を通じて「日本野鳥の会」が実施している「野鳥や自然を守る事業」や「野鳥や自然を大切に思う心を伝える事業」を支援する。

さらに、「日本野鳥の会」と「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」は、環境保全が共通の目的であることから、それぞれのネットワークを活用して互いの活動を広めていくことに賛同。協議を進めるという。

その一例として、使用済みインクカートリッジの回収箱上で特設ホームページを紹介し、回収に協力した利用者などが特設ホームページへとアクセスできる仕組みを検討する。

「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」によると、特設ホームページを通じて「日本野鳥の会」の諸活動に興味をもってもらうことで、環境に対する意識向上につながることを期待しているという。

「日本野鳥の会」では、会誌などを通じた「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」の活動紹介などを計画する。

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。