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135mmレンズ初のF1.4を実現した「Sigma 135mm F1.4 DG|Art」

ポートレート向けの圧倒的なボケ量 質量は約1.4kg

株式会社シグマは、大口径望遠レンズ「Sigma 135mm F1.4 DG|Art」を9月25日(木)に発売する。焦点距離135mmのAFレンズで初の開放F値1.4を実現したという。

対応マウントはソニーE、L。

ポートレート撮影用として知られる、85mm F1.4を超えた最大級のボケ量が期待できる単焦点レンズ。また同じく焦点距離135mmのレンズとしては開放F値1.8の製品が人気を博しているが、本製品はさらに明るさを求めた製品となる。そのボケ量は、シグマが「ボケマスター」の名を掲げていた「Sigma 105mm F1.4 DG HSM|Art」を凌駕している。

この焦点距離・口径比の組み合わせを実現しつつ、「ボケマスター」より約200g軽い1,430gの質量を実現した。

大型FLDガラスを採用するなど望遠レンズで発生しやすい色収差を補正。色にじみのない澄んだボケ描写だとする。

さらに口径食を抑制した設計を採用。周辺部でも円形に近いボケになるという。円形のボケを保つため、絞り羽根は13枚としている。

オートフォーカスの駆動には、2つのフォーカス群をリニアモーターで動かすデュアルHLA(High-response Linear Actuator)を採用。高速かつ高精度なAFを実現したという。

任意の機能を割り当てられるAFLボタンを2カ所に搭載。絞りリングも搭載し、ロックスイッチやクリックON/OFFスイッチが利用できる。

ボディは防じん防滴構造。アルミニウムやマグネシウム合金などの金属製パーツや、TSCなどのエンジニアリングプラスチックを採用している。レンズ前面には撥水・防汚コートも施した。

レンズフードはボタン式のロック付き。

  • 対応マウント:ソニーE、L
  • レンズ構成:13群17枚(FLDガラス4枚、非球面レンズ2枚)
  • 絞り羽根枚数:13枚(円形絞り)
  • 最小絞り:F16
  • 最短撮影距離:110cm
  • 最大撮影倍率:1:6.9
  • フィルター径:φ105mm
  • 外形寸法:φ111.7×135.5mm
  • 質量:1,430g
本誌:折本幸治