パナソニック、「シーン自動認識ソフトウェア」を企業向けに提供


 パナソニックグループのPUX株式会社は12日、「シーン自動認識ソフトウェア」の企業向けライセンスの開始を発表した。デジタルカメラ用以外に、iOSやAndroid用ミドルウェアの提供も始める。サンプル提供開始は12月1日から。



 パナソニックグループが長年の画像認識・処理技術の経験で培ったという独自の特徴量と照合方式により、写真撮影の支援や画像分類などの実用に耐える認識率を実現。さらに、組込み機器上でも高速動作するミドルウェアを実現した。

 デジタルカメラなどの組込み機器用ミドルウェアだけでなく、スマートフォン用のアプリケーション向けとして、iOSやAndroid用ミドルウェアの提供も開始するという。

 対応シーンは、料理、桜、紅葉、ビーチ、森林、花火、花、雪、青空、パーティ、キャンドル、イルミネーション。認識率は80%以上。処理速度は30msec(Snapdragon 1GHzにて測定時)。

 同社ではカメラ撮影支援用途に加え、クラウドサービスでの活用(自動でタグ付けなど)もアプリケーション例として挙げている。


(本誌:折本幸治)

2012/11/12 17:45