パナソニック、GPS機能搭載の12倍ズーム機「LUMIX DMC-TZ10」

~SDXCメモリーカードに対応

 パナソニックは、GPS機能を搭載したコンパクトデジタルカメラ「LUMIX DMC-TZ10」を3月5日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は4万7,000円前後の見込み。本体色はゴールド、ブラック、レッド、シルバーを用意する。

ゴールド
レッド
ブラック
シルバー

 同社が2009年3月に発売した「LUMIX DMC-TZ7」の後継モデル。12倍ズームを搭載した“旅カメラ”のコンセプトを引き継ぎ、今回新たにGPS機能を搭載した。なお、春モデル共通の特徴は関連記事を参照されたい

 本体上部にGPSモジュールを備えており、撮影画像に位置情報(ジオタグ)を記録可能。時差も位置情報を利用して自動設定する。173カ国および地域における約50万件(国内約3万件)の地名情報を本体に内蔵しており、本体および同梱ソフト「PHOTO fun STUDIO 5.1 HD Edition」で地名やランドマーク情報を表示できる。PHOTO fun STUDIOでは、地名情報による検索なども可能。地名情報が無い場合などは、本体で地名編集ができる。

 撮像素子は従来の1,010万画素から1/2.33型有効1,210万画素CCDになった。感度はISO80~1600。高感度モードではISO6400まで増感できる。新たに高画質化テクノロジー「超解像技術」を搭載。疑似輪郭が無く高い解像感を維持できるという。

 レンズは35mm判換算の焦点距離25~300mm、F3.3~4.9の12倍ズームを引き継いだ。レンズには「LEICA DC Vario-Elmar」ブランドを冠する。光学式手ブレ補正機能を搭載するほか、低速シャッターでの手ブレを防ぐ「Power O.I.S」も備える。最短撮影距離は広角端で50cm、望遠端で2m。マクロモードでは広角端で3cmまでの接写が可能。超解像技術を利用した新機能「iAズーム」によりフル画素で16倍ズームとして使用可能。

 AVCHD Lite形式による720p(60p、センサー出力は30fps)のHD動画を撮影可能。最大ビットレートは17Mbps。動画記録中の光学ズームが可能。マイクはステレオ。

 撮影モードはオートおよびプログラムAEのほか、新たにシャッター速度優先AE、絞り優先AE、マニュアル露出が可能。画像処理エンジンは「ヴィーナスエンジンHD2」を採用。従来モデルより起動時間とAF速度を高速化していている。

 シーン認識機能「おまかせiA」には、新たに夕焼けモードを搭載。夕焼けを自動的に判別して最適に仕上げる。また、記憶色を再現できる新カラーモード「ハッピーカラー」も搭載した。

 液晶モニターは46万ドットの3型TFT。内蔵メモリーは15MB。対応記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。HDMI端子も備え、ビエラリンクに対応する。電源はリチウムイオン充電池。CIPA準拠の撮影可能枚数は約300枚。

 サイズは103.3×59.6×32.6mm(幅×奥行き×高さ)。本体のみの重量は196g、バッテリーと記録メディアを含む重量は約218g。




(本誌:武石修)

2010/1/26 16:09