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Lマウント/Eマウント用の大口径超広角ズーム「SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art」

"星景写真用レンズの決定版" リアフィルターホルダーを標準装備

シグマは、交換レンズ「SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art」のLマウント用とソニーEマウント用を8月下旬に発売する。希望小売価格は税別19万円。

ミラーレスカメラに最適化した大口径超広角ズームレンズ。ショートフランジバックの特性を活かして小型化と高画質化を両立したという。

同社では本レンズを、周辺まで均一な描写力と高い解像感により"星景写真用レンズの決定版"としている。シートタイプのリアフィルターを装着できる「リアフィルターホルダー」を標準装備しており、フィルター脱落防止のロック機構も備えた。

レンズ構成は13群18枚。最前面の大口径非球面ほか、FLDガラスやSLDガラスで諸収差を抑えた。

コーティングは、スーパーマルチレイヤーコートに加え、コーティング材料に多孔質シリカを用いたナノポーラスコーティングを新採用。逆光のような強い入射光にも影響を受けにくいという。

AF駆動はステッピングモーター。顔/瞳優先AFや動画撮影でも快適としている。機能割り当てが可能なAFLボタンも備える。

鏡筒は防塵防滴機構。レンズ最前面に撥水・防汚コートも採用している。

絞り羽根は11枚(円形絞り)。最小絞りはF22。

最短撮影距離は28cm。最大撮影倍率は1:7.3。

最大径×長さは85×131mm。重量は795g(数値はいずれもLマウント用)。

参考までに、一眼レフ用の「14-24mm F2.8 DG HSM | Art」は同96.4×135.1mm、重量1,150g(シグマ用)だった。

製品名の「DG」はイメージサークルを35mm判に合わせて設計したレンズであることを示し、「DN」はミラーレスカメラのショートフランジバックに最適な設計を行ったものを示す。

フルサイズミラーレス用のDG DNシリーズには、本レンズ以外にも大口径単焦点「35mm F1.2 DG DN | Art」、コンパクトな単焦点レンズ「45mm F2.8 DG DN | Contemporary」が発表されている。同社ではこれらの3本を"ミラーレス専用レンズシリーズの第一弾"としている。

本誌:鈴木誠