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LG、自動キャリブレーションセンサー標準添付のPCモニター
黒の再現力を高めた「IPS Black」を採用
2024年4月26日 09:59
LGエレクトロニクス・ジャパンは、着脱式自動キャリブレーションセンサーを標準添付した4Kモニター2種を5月上旬より順次発売する。
ラインナップは、31.5インチの「32UQ85RV-W」と27インチの「27UQ85RV-W」の2種。予想価格は、32UQ85RV-Wが12万5,000円前後、27UQ85RV-Wが10万5,000円前後(いずれも税込)。
標準添付する専用のキャリブレーションセンサーは、専用ソフトウェア「LG Calibration Studio」で制御。あらかじめスケジュールを設定しておけば、自動でキャリブレーションを実行することも可能。
IPS液晶に「IPS Black」を採用したモニターで、黒の表現力を高め、より暗部の再現性を追求。コントラスト比は2,000:1で、4Kの画像や映像をより自然に表示できる。
また、IPSパネル自体に高視野角という特性があるが、斜めから見た時の色再現性についても、さらに向上させているという。
映像や画像のクリエイター向けのRGB色空間規格の1つ「DCI-P3」の色再現性は98%(標準値)。
ピクチャーモードには「sRGB」、「DCI-P3」の白色点をD65に置いた「P3-D65」、BT.2100(Rec.2100)のガンマカーブに沿った「BT.2100 PQ」を用意。
さらに、1.8/2.0/2.2/2.4/2.6に設定できるガンマ補正、6色相環、色温度調整など、細かな調整にも対応する。
HDR再生においては、ピーク輝度400cd/㎡以上の高輝度出力が求められる「VESA DisplayHDR 400」の認証を取得する。
また、PCとUSB Type-Cケーブルを接続するだけで、映像+音声データ(DP Alt Mode)、PCの充電(USB PD)、データ転送が可能。
KVMスイッチを内蔵し、2つのPC間でUSBデバイス(キーボードやマウス、USBストレージなど)やネットワーク通信、音声デバイス(内蔵スピーカーまたは、ヘッドホン端子に接続したオーディオ機器)を共有できる。
スタンド部は、110mmの高さ調整、前後−5~20°の角度調整、ピボットに対応する。
共通仕様
- パネル・タイプ:IPS
- 解像度:3,840×2,160dpi
- 表面処理:アンチグレア
- 視野角(水平/垂直):178°/178°(CR≧10)
- アスペクト比:16:9
- 色域:DCI-P3 98%
- コントラスト比(標準値):2,000:1
- 輝度(標準値):400cd/m2
- 表示色:約10.7億色
- 応答速度(標準値):5ms(GTG:応答速度Faster設定時)
- 出入力端子:DisplayPort(1.4)入力×1、HDMI入力×2、ヘッドホン出力(ステレオミニジャック)×1、USB Type-C×1(PD 90W)、USBダウンストリーム×2(USB3.0)、USBアップストリーム×1(USB2.0)
32UQ85RV-W
- 画面サイズ:31.5インチ
- 有効表示領域(幅×高さ):697×392mm
- 画素ピッチ:0.18159×0.18159mm
- 外形寸法(スタンド装着時):715×517~627×239mm(キャリブレーションセンサー装着時:715×517~627×239mm)
- 重量(スタンド装着時):7.15kg(キャリブレーションセンサー装着時:7.2kg)
27UQ85RV-W
- 画面サイズ:27インチ
- 有効表示領域(幅×高さ):597×336mm
- 画素ピッチ:0.1554×0.1554mm
- 外形寸法(スタンド装着時):614×460~570×239mm(キャリブレーションセンサー装着時:614×489~599×239mm)
- 重量(スタンド装着時):5.85kg(キャリブレーションセンサー装着時:5.9kg)