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富士フイルム、「X-H2」「X-T5」「X-S20」「X100VI」に最新ファームウェア

AF-Cでの追従性能が向上、動画AFにはワイドトラッキングを追加

対象カメラの1つ「FUJIFILM X100VI」

富士フイルムは4月25日(木)、ミラーレスカメラ「X-H2」「X-T5」「X-S20」、レンズ一体型デジタルカメラ「X100VI」の最新ファームウェアを公開した。

共通の更新内容は、スマートフォン用アプリ「FUJIFILM XApp」との連携強化。RAW画像の転送に対応した。

「X-H2」「X-T5」「X-S20」では、AF-CモードにおけるAFの追従性が向上。広角レンズとの組み合わせにおいて、稀にAF合焦や距離指標がばらつく現象が改善された。

同じく3機種に関しては、動画撮影向けの「ワイド/トラッキング」機能が追加されている。AF-S使用時には被写体をカメラが自動選択し、AF-Cモードとの組み合わせでは被写体を自動追従する。

X-H2(Ver.4.00)

Ver.3.10からVer.4.00への変更内容

追加、変更の詳細は、X-H2 New Features GuideとX-H2 ネットワーク/USB機能編をご覧ください。
X-H2 New Features Guide
X-H2 ネットワーク/USB機能編

  1. 「FUJIFILM XApp」のVer.2.0.0~Ver.2.1.0以降で強化されたカメラとの連携に対応しました。
    ※下記の1), 2)はFUJIFILM XApp」のVer.2.0.0以降より対応された機能です。3)はFUJIFILM XApp」のVer.2.1.0より対応した機能です。

    1)「FUJIFILM XApp」の「機材」管理機能において、カメラの登録や稼働情報が表示されるようになりました。
    【表示する稼働情報】
    ・生涯撮影回数
    ・メカニカルシャッター回数
    ・バッテリー劣化度
    ・前回のセンサークリーニングから経過日数など

    2)カメラのファームウエアバージョンアップ作業が容易になりました。
    「FUJIFILM XApp」からカメラのメモリーカードへバックグラウンドでファームウエアを自動でダウンロードします。
    ※バックグラウンドでのデータ転送は、カメラと「FUJIFILM XApp」がWi-Fi接続中に行います。
    ※ファームウエアの自動ダウンロードが完了すると、LCDモニター上にファームウエアのアップデート情報を表示し、最新ファームウエアへのアップデートを促します。
    ※本機能は、次回のファームアップより適用されます。

    3))「FUJIFILM XApp」へのRAW画像転送が可能になりました。
    ※本機能を有効にするには「FUJIFILM XApp」を最新バージョン(Ver.2.1.0以降)に更新してご使用ください。
  2. AF性能の改善
    1)フォーカスモードAF-Cにおいて、ピントを外しやすいシーンでのAF追従性が向上しました。

    2)広角レンズとの組み合わせにおいて、稀にAF合焦精度や距離指標がばらつく現象を修正しました。
  3. 動画撮影に関わる以下の設定機能が追加され、より動画撮影時での使い勝手が向上しました。
    1)動画撮影時に、撮影中であることを示す枠が画面に表示されるようになりました。
    ・動画設定>REC枠表示

    2)動画撮影時に撮影開始音と撮影終了音が入るようになりました。
    ・セットアップメニュー>音設定>REC開始終了音量

    3)動画撮影メニューに「セルフタイマー」機能が追加されました。シャッターボタンを全押ししてから録画が開始するまでの時間設定ができます。
    ・動画設定>セルフタイマー

    4)動画撮影時のピント合わせに「ワイド/トラッキング」機能されました。フォーカスモードがAF-Cでは画面をタッチすると、被写体を自動で追尾します。AF-Sのときはピントを合わせる被写体をカメラが自動的に選びます。
    ・フォーカス設定>AFモード>ワイド/トラッキング
  4. セットアップメニューに「ファームウエアアップデート」の機能が追加されました。
    新しいファームウエアが入ったメモリーカードをカメラに入れて「セットアップメニュー」>「基本設定」からファームウエアのアップデートが行えます。
    なお、従来からのファームウエア更新方法も継続してご使用いただけます。
    ・DISP/BACKボタンを押しながらカメラを起動してファームウエアを更新する。
    ・スマートフォンアプリケーションと接続してファームウエアを更新する。
  5. 初期設定時に自動電源OFF温度の設定画面が表示されるようになりました。カメラの温度が上昇したときに自動で電源をオフにする温度の設定(標準/高)を行います。
    ※ファームウエアVer.4.00へのアップデート後は設定画面が表示されますので設定を行ってください。
  6. Wi-Fiの接続性能が改善しました。これによりFrame.io等の通信機能の使い勝手が改善されています。
  7. ファイルトランスミッターFT-XHを装着しなくてもFrame.ioのプラットフォームに静止画や動画のアップロードが行えるようになりました。
  8. 絞り値を固定して、連写中にズームすると絞り値が変動する現象を修正しました。
  9. 開放F値の明るいXF50mmF1.0 R WRを装着してマニュアル撮影を行った場合、スルー画の露出と撮影画像の露出が異なる現象を修・正しました。
  10. 「FUJIFILM XApp」に接続してカメラの時刻同期を行った場合、一部地域のエリア設定が自動更新されない現象を修正しました。
    FUJIFILM XApp (iOS/Android) Ver.2.0.3配信のお知らせ
  11. 4K動画撮影にて、以下の設定条件で撮影を行うとノイズリダクションが強調される現象を修正しました。
    ・条件:マニュアル設定、ダイナミックレンジ>200~400%
  12. 軽微な不具合を修正しました。

FUJIFILM X-H2

X-T5(Ver.3.01)

Ver.2.10からVer.3.01への変更内容

追加、変更の詳細は、X-T5 New Features Guideをご覧ください。
X-T5 New Features Guide


  1. 「FUJIFILM XApp」のVer.2.0.0~Ver.2.1.0以降で強化されたカメラとの連携に対応しました。
    ※下記の1), 2)はFUJIFILM XApp」のVer.2.0.0以降より対応された機能です。3)~5)はFUJIFILM XApp」のVer.2.1.0より対応した機能です。

    1)「FUJIFILM XApp」の「機材」管理機能において、カメラの登録や稼働情報が表示されるようになりました。
    【表示する稼働情報】
    ・生涯撮影回数
    ・メカニカルシャッター回数
    ・バッテリー劣化度
    ・前回のセンサークリーニングから経過日数など

    2)カメラのファームウエアバージョンアップ作業が容易になりました。
    「FUJIFILM XApp」からカメラのメモリーカードへバックグラウンドでファームウエアを自動でダウンロードします。

    ※バックグラウンドでのデータ転送は、カメラと「FUJIFILM XApp」がWi-Fi接続中に行います。
    ※ファームウエアの自動ダウンロードが完了すると、LCDモニター上にファームウエアのアップデート情報を表示し、最新ファームウエアへのアップデートを促します。
    ※本機能は、次回のファームアップより適用されます。

    3)「FUJIFILM XApp」へのRAW画像転送が可能になりました。

    4)カメラが自動電源OFF状態でも「XApp」からカメラに接続し、撮影およびリモートコントロールが可能になりました。

    5)カメラ電源がOFF状態でも「XApp」からカメラに接続し、カメラ内の画像閲覧や画像転送が可能になりました。

    ※本機能を有効にするには「FUJIFILM XApp」を最新バージョン(Ver.2.1.0以降)に更新してご使用ください。
  2. AF性能の改善
    1)フォーカスモードAF-Cにおいて、ピントを外しやすいシーンでのAF追従性が向上しました。

    2)広角レンズとの組み合わせにおいて、稀にAF合焦精度や距離指標がばらつく現象を修正しました。
  3. 動画撮影に関わる以下の設定機能が追加され、より動画撮影時での使い勝手が向上しました。
    動画撮影時のピント合わせに「ワイド/トラッキング」機能されました。フォーカスモードがAF-Cでは画面をタッチすると、被写体を自動で追尾します。AF-Sのときはピントを合わせる被写体をカメラが自動的に選びます。
    ・フォーカス設定>AFモード>ワイド/トラッキング
  4. セットアップメニューに「ファームウエアアップデート」の機能が追加されました。
    新しいファームウエアが入ったメモリーカードをカメラに入れて「セットアップメニュー」>「基本設定」からファームウエアのアップデートが行えます。
    なお、従来からのファームウエア更新方法も継続してご使用いただけます。
    ・DISP/BACKボタンを押しながらカメラを起動してファームウエアを更新する。
    ・スマートフォンアプリケーションと接続してファームウエアを更新する。
  5. 初期設定時に自動電源OFF温度の設定画面が表示されるようになりました。カメラの温度が上昇したときに自動で電源をオフにする温度の設定(標準/高)を行います。
    ※ファームウエアVer.3.01へのアップデート後は設定画面が表示されますにので設定を行ってください。
  6. 「Adobe Camera to Cloud」に対応しました。
    インターネット接続することでFrame.ioのプラットフォームへ静止画や動画を直接アップロードが行えます。撮影現場にて、カメラからクラウドへ直接データ転送や編集が可能になるため、作成中の静止画や動画へアクセスし映像制作の作業をリアルタイムかつリモートで加速し、映像制作のワークフローの効率化にも大きく貢献します。
  7. Wi-Fiの接続性能が改善しました。これによりFrame.io等の通信機能の使い勝手が改善されています。
  8. マニュアル設定でインターバルタイマー撮影を行った場合、撮影画像の露出が微かに変化する現象を修正しました。
  9. 絞り値を固定して、連写中にズームすると絞り値が変動する現象を修正しました。
  10. 「FUJIFILM XApp」に接続してカメラの時刻同期を行った場合、一部地域のエリア設定が自動更新されない現象を修正しました。
    FUJIFILM XApp (iOS/Android) Ver.2.0.3配信のお知らせ
  11. 4K動画撮影にて、以下の設定条件で撮影を行うとノイズリダクションが強調される現象を修正しました。
    ・条件:マニュアル設定、ダイナミックレンジ>200~400%
  12. 軽微な不具合を修正しました。

FUJIFILM X-T5

X-S20(Ver.2.01)

Ver.1.20からVer.2.01への変更内容

追加、変更の詳細は、X-S20 New Features Guideをご覧ください。
X-20 New Features Guide


  1. 「FUJIFILM XApp」のVer.2.0.0~Ver.2.1.0以降で強化されたカメラとの連携に対応しました。
    ※下記の1), 2)はFUJIFILM XApp」のVer.2.0.0以降より対応された機能です。3)~5)はFUJIFILM XApp」のVer.2.1.0より対応した機能です。

    1)「FUJIFILM XApp」の「機材」管理機能において、カメラの登録や稼働情報が表示されるようになりました。
    【表示する稼働情報】
    ・生涯撮影回数
    ・メカニカルシャッター回数
    ・バッテリー劣化度
    ・前回のセンサークリーニングから経過日数など

    2)カメラのファームウエアバージョンアップ作業が容易になりました。
    「FUJIFILM XApp」からカメラのメモリーカードへバックグラウンドでファームウエアを自動でダウンロードします。

    ※バックグラウンドでのデータ転送は、カメラと「FUJIFILM XApp」がWi-Fi接続中に行います。
    ※ファームウエアの自動ダウンロードが完了すると、LCDモニター上にファームウエアのアップデート情報を表示し、最新ファームウエアへのアップデートを促します。
    ※本機能は、次回のファームアップより適用されます。

    3)「FUJIFILM XApp」へのRAW画像転送が可能になりました。

    4)カメラが自動電源OFF状態でも「XApp」からカメラに接続し、撮影およびリモートコントロールが可能になりました。

    5)カメラ電源がOFF状態でも「XApp」からカメラに接続し、カメラ内の画像閲覧や画像転送が可能になりました。

    ※本機能を有効にするには「FUJIFILM XApp」を最新バージョン(Ver.2.1.0以降)に更新してご使用ください。
  2. AF性能の改善
    1)フォーカスモードAF-Cにおいて、ピントを外しやすいシーンでのAF追従性が向上しました。

    2)広角レンズとの組み合わせにおいて、稀にAF合焦精度や距離指標がばらつく現象を修正しました。
  3. 動画撮影に関わる以下の設定機能が追加され、より動画撮影時での使い勝手が向上しました。
    動画撮影時のピント合わせに「ワイド/トラッキング」機能されました。フォーカスモードがAF-Cでは画面をタッチすると、被写体を自動で追尾します。AF-Sのときはピントを合わせる被写体をカメラが自動的に選びます。
    ・フォーカス設定>AFモード>ワイド/トラッキング
  4. セットアップメニューに「ファームウエアアップデート」の機能が追加されました。
    新しいファームウエアが入ったメモリーカードをカメラに入れて「セットアップメニュー」>「基本設定」からファームウエアのアップデートが行えます。
    なお、従来からのファームウエア更新方法も継続してご使用いただけます。
    ・DISP/BACKボタンを押しながらカメラを起動してファームウエアを更新する。
    ・スマートフォンアプリケーションと接続してファームウエアを更新する。
  5. 「Adobe Camera to Cloud」に対応しました。
    インターネット接続することでFrame.ioのプラットフォームへ静止画や動画を直接アップロードが行えます。撮影現場にて、カメラからクラウドへ直接データ転送や編集が可能になるため、作成中の静止画や動画へアクセスし映像制作の作業をリアルタイムかつリモートで加速し、映像制作のワークフローの効率化にも大きく貢献します。
  6. Wi-Fiの接続性能が改善しました。これによりFrame.io等の通信機能の使い勝手が改善されています。
  7. マニュアル設定でインターバルタイマー撮影を行った場合、撮影画像の露出が微かに変化する現象を修正しました。
  8. 絞り値を固定して、連写中にズームすると絞り値が変動する現象を修正しました。
  9. 「FUJIFILM XApp」に接続してカメラの時刻同期を行った場合、一部地域のエリア設定が自動更新されない現象を修正しました。
    FUJIFILM XApp (iOS/Android) Ver.2.0.3配信のお知らせ
  10. 軽微な不具合を修正しました。

FUJIFILM X-S20

X100VI(Ver.1.10)

Ver.1.00/Ver.1.01からVer.1.10への変更内容

追加、変更の詳細は、X100VI New Features Guideをご覧ください。
X100VI New Features Guide

  1. 「FUJIFILM XApp」のVer.2.1.0より搭載した以下の機能に対応しました。
    1)「FUJIFILM XApp」へのRAW画像転送が可能になりました。

    2)カメラが自動電源OFF状態でも「XApp」からカメラに接続し、撮影およびリモートコントロールが可能になりました。

    3)カメラ電源がOFF状態でも「XApp」からカメラに接続し、カメラ内の画像閲覧や画像転送が可能になりました。
    ※本機能を有効にするには「FUJIFILM XApp」を最新バージョン(Ver.2.1.0以降)に更新してご使用ください。
  2. 稀にAF合焦精度や距離指標がばらつく現象を修正しました。
  3. Wi-Fiの接続性能が改善しました。これによりFrame.io等の通信機能の使い勝手が改善されました。
  4. 「FUJIFILM XApp」に接続してカメラの時刻同期を行った場合、一部地域のエリア設定が自動更新されない現象を修正しました。
    FUJIFILM XApp (iOS/Android) Ver.2.0.3配信のお知らせ
  5. 軽微な不具合を修正しました。

FUJIFILM X100VI

本誌:佐藤拓