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20m防水になったコンパクトカメラ「FinePix XP120」
耐寒・耐衝撃仕様 "シネマグラフモード"を新搭載
2017年1月12日 11:49
富士フイルム株式会社は、コンパクトデジタルカメラ「FinePix XP120」を2月2日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は税別2万8,000円前後の見込み。カラーは、イエロー、ブルー、ライムの3色をラインナップする。
2016年2月に発売された「FinePix XP90」の後継モデル。「20m防水」「1.75m耐衝撃構造」「-10度耐寒」「防塵」という4つの堅牢性能を備えており、XP90と比べ防水性能が「15m防水」から「20m防水」へと強化された。なお、外形寸法や重量などは同等となる。
撮影した画像の一部分だけが動き、見る人を強く引き込む新しい表現技法である「シネマグラフ」機能を新搭載。最大5秒間の動画を撮影し、画面の中で動かしたい部分を指定するだけで、選択部分だけが動く画像が作成できる。
Wi-Fi機能を搭載。専用アプリ「FUJIFILM Camera Remote」を手持ちのスマートフォンやタブレット端末にダウンロードすると、「スマートフォン送信」機能により、XP120で撮影した写真や動画の転送が可能。スマートフォン用プリンター「スマホ de チェキ」に送信することでチェキプリントも作成できる。
また、スマートフォンやタブレット端末を利用し、離れた場所からでも無線LAN通信でシャッターやズームなどの操作ができる「リモート撮影」機能も搭載する。
最速10コマ/秒(最大記録枚数10枚、フル画素時)の高速連写や、最速60コマ/秒の超高速連写に対応連写モードを搭載するほか、瞬時に連写モードへと切り替えられる切り替えボタンを背面に独立配置している。
設定した時間間隔(10分、5分、60秒、30秒、15秒)で、任意の回数分の自動撮影ができる「インターバルタイマー撮影」機能を搭載。インターバル撮影した画像をカメラ内で自動的に動画に変換する「タイムラプス動画」機能も引き続き搭載している。
スキーなどでグローブを装着していてもスムーズに操作できるように、操作ボタンの最適な大きさや位置を追求。また、片手で握ってもしっかりと構えられるように、ボディ前面に指を置くためのスペースを確保した。
電池蓋には、2段階の操作で蓋を開閉するダブルロック機構を採用する。
撮像素子は、1/2.3型有効1,640万画素裏面照射型CMOSセンサー。フルHD(60fps)での記録も可能。最高感度はISO6400。手ブレ補正はCMOSシフト式。
レンズは、35mm判換算での焦点距離28-140mm相当の光学5倍ズーム。最短撮影距離は、標準で広角が約60cm、望遠が約1m。マクロモード利用時で広角が約9cm、望遠が約1m。デジタルズーム(最大2倍)との併用で、最大約10倍の超解像ズームも可能。
液晶モニターとして、約92万ドットの3型のTFTカラー液晶(視野率は撮影時約97%、再生時100%)を搭載する。
対応記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。内蔵メモリーは約96MB。
電源はリチウムイオン充電池「NP-45S」。撮影可能枚数は約210枚。
外形寸法は109.6×71×27.8mm。重量は約203g(バッテリーと記録メディアを含む)。ボディカラーと同色のストラップを同梱する。