写真でみるキヤノンEOS 7D(β機)

Reported by 本誌:折本幸治

装着レンズはEF-S 15-85mm F3.5-5.6 IS USM

 キヤノンが10月2日に発売するデジタル一眼レフカメラ「EOS 7D」を借用できたので、外観写真を中心にした速報をお届けする。

 なお、試用したのはベータ機につき、製品版と異なる可能性があることをご了承いただきたい。また、実写作例については、別に記事を後日に掲載する予定だ。

 EOS 7Dは、APS-Cサイズの撮像素子を搭載するキヤノンのデジタル一眼レフカメラのうち、最も格上となるハイアマチュア向けモデル。ミドルクラスとしてデビューしたEOS 50Dを超える豪華な装備が特徴だ。

 本体はEOS 50Dより大きい印象で、「イメージモンスター」の愛称にふさわしい筋肉質なフォルム。視野率100%のファインダーは明らかにEOS 50Dよりも見やすく、ピントの山も比較的つかみやすいもの。設定により測距点表示を消せるようになったなど、MFを多用するユーザーにも受け入れられそうだ。AF関連の機能の豊富さにも圧倒される。

 シャッターボタンは半押し時にはっきりした抵抗が無いタイプ。シャッター音は金属的な響きが強まっているようだ。全体的に高級感が増し、EOS一桁にふさわしい貫禄を持った新製品だと感じた。

シャッター音:単写(WAV形式、約2MB) 

シャッター音:連写(WAV形式、約1.7MB) 


外観

APS-Cサイズ相当の有効1,800万画素CMOSセンサーを搭載電源スイッチが左手側のモードダイヤルに移った。動作は若干固め
新設のライブビュー撮影/動画撮影スイッチとスタート・ストップボタンM-fn(マニュアルファンクション)ボタンも新しい装備。FEロック、RAW/JPEG切替など4機能からひとつを割り当てられる
サブ電子ダイヤル。クリック感が良い。サブ電子ダイヤルスイッチはロック機構のみになったEOS 40D以来、液晶モニターの下に配置されていた各機能が、ボディ左手側に復活。ボタンも大きくなり押しやすそうだ
グリップはEOS 50Dなどのテイストを継承。EOS 50Dになかったリモコン受光部を備えるペンタ部はより丸みを帯びた形状になった
引き続きHDMIやシンクロ端子などのインターフェイスを備えるCFスロット。カバーのヒンジにバネが入った。少ない力で気持ちよく開く
バッテリーはEOS 5D Mark IIと共通のLP-E6キヤノンの内蔵ストロボとして初のワイヤレストランスミッター機能を搭載
機種名バッジ

ファインダー

 掲載した写真は撮影したデジタルカメラのレンズで若干ケラレが生じたため、四隅が暗くなっているが実際のファインダー(EF-S 15-85mm F3.5-5.6 IS USMを装着)は、四隅まで均一な明るさだった。

 ゾーンAFや19点自動選択AFでは、合焦するまでAFフレームが現れない。EOS-1D系のファインダーに近い機能といえる。また、グリッド表示のオン/オフも可能になった。

領域拡大AFゾーンAF
19点自動選択AF
グリッド表示オングリッド表示はメニューから行なう

AF関連

 とにかく機能が多彩。必要としない測距エリア選択モードを選択不能にできるなど、カスタマイズ性は高い。また操作ボタンカスタマイズにより、AFフレームボタンを押すことなく、マルチコントローラーやサブ電子ダイヤルによるダイレクトAFフレーム切替も可能だ。

AFフレーム選択:スポット1点AFAFフレーム選択:1点AF
AFフレーム選択:領域拡大AFゾーンAF
19点自動選択AF
AFサーボ時の被写体追従敏感度AI1コマ目/2コマ目以降動作
AIサーボ時の測距点選択特性測距エリア選択モードの限定
全フレーム位置表示AFサーボ/MF時のフォーカス表示
マルチコントローラーでのAFフレームダイレクト選択サブ電子ダイヤルでのAFフレームダイレクト選択

カスタマイズ

 これまでのEOS DIGITALから一線を画すカスタマイズ性能も特徴。新しく装備されたM-Fn(マニュアルファンクション)に加え、様々なボタンに元の機能と違うものを割り振れる。

操作ボタンカスタマイズ操作ボタンカスタマイズ:シャッターボタン半押し
操作ボタンカスタマイズ:レンズのAFストップボタン操作ボタンカスタマイズ:マルチファンクションボタン
ワンタッチRAW+JPEG:同時記録するRAWワンタッチRAW+JPEG:同時記録するJPEG

そのほかの機能

周辺光量補正も引き続き搭載。新キットレンズの情報も内蔵しているデュアルアクシス電子水準器。ライブビュー、動画、ファインダー内で表示可能
フルHD動画記録に対応した。30p・25p・24pfpsでの記録が可能

EOS 50D(右)との比較

EOS 5D Mark II(右)との比較

EF-S 15-85mm F3.5-5.6 IS USM

 新キットレンズのEF-S 15-85mm F3.5-5.6 IS USMは、EF-Sレンズになかった24mm相当からのズームレンズ。フルタイムAFに対応し、距離表示機構や金属マウントを採用する。

EF-S 15-85mm F3.5-5.6 IS USMAF切替スイッチおよびISスイッチ
望遠端までズームさせたところマウント面。ほかのEF-Sレンズと同じくゴムリングを装備する

折本 幸治

2009/9/9/ 00:00