写真で見るキヤノン「PowerShot G11」(試作機)

Reported by 本誌:武石修

PowerShot G11

 キヤノンが10月中旬に発売するコンパクトデジタルカメラ「PowerShot G11」の試作機をお借りすることができたので、外観写真やメニュー画面を中心にお伝えする。なお、実写画像は後日掲載する。

 「PowerShot」シリーズのフラッグシップ機となるPowerShot G11は、カメラ的な外観が特徴の高機能モデル。今回、フリーアングル液晶モニターが復活してローアングルなどの使い勝手が向上が見込まれる。また、画素数を敢えて1,000万画素に抑えることで大幅にノイズの低減を図ったという点にも期待が高まる。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6万円前後の見込み。

 外観は前モデルに似た印象を受けるが、トップカバーの仕上げや2段ダイヤルの高さなど細かい変更点も見ることができる。グリップのゴムも従来よりやや柔らかめになり滑りにくくなっていた。フリーアングル液晶モニターの搭載でも、厚みが大きくは増えていない。コントローラーダイヤルはPowerShot G10よりも高さが増して、回しやすくなった。

外観

シャッターボタン回りISO感度ダイヤルとモードダイヤル。PowerShot G10より厚みが薄くなった
左手には露出補正ダイヤルを継承レンズは広角28mm相当対応の5倍ズーム
ホットシューコントローラーホイールは、形状を見直したことで回しやすくなった
フリーアングル液晶モニターのヒンジ部分液晶モニターを横から見たところ
機種名ロゴは彫込みになったメーカーロゴも引き続き彫込み
光学ファインダーも引き継いだ光学ファインダーの接眼部。視度補正も可能
グリップのラバーはEOSシリーズと同じ部材を使用したHDMI端子(上)を新搭載。ケーブルレリーズも使用できる
ボディの両端にストラップ取付け部を装備する
レンズリングは取外しでき、テレコンバーター(TC-DC58D、レンズアダプター併用)を装着できるバッテリー室および記録メディアスロット
付属の充電器とバッテリー。バッテリーはPowerShot G10と同じ付属のネックストラップ
バッテリーと記録メディアを含む重量

メニュー画面など

・撮影設定

・機能設定

・マイメニュー設定

・新機能

ダイナミックレンジを拡大して、豊かな階調を実現できるという「i-コントラスト」シャッターボタンを半押しした後も、フォーカスを追従し続ける「サーボAF」
「クイック撮影」時の表示。クイック撮影では、シャッターボタンを押す前からAFやAEを併せ続ける機能で、光学ファインダーを使用した素早い撮影が可能クイック撮影時は、画面に表示されているパラメーターをダイレクトにコントローラーホイールで変更できる
ホワイトバランスの補正量を2軸マップ上で微調整できる「ホワイトバランス補正」

・撮影画面

プログラムモード時ファンクションメニューを表示させたところ

・再生画面

・起動画面(いずれか1つを選択可能)

「PowerShot G10」(右)との比較

オリンパス「E-P1」(右)との比較

シグマ「DP1」(右)との比較




武石 修

2009/8/24/ 00:00