写真で見るリコーCX2

Reported by 本誌:折本幸治

 リコーが11日に発売するコンパクトデジタルカメラ「CX2」について、外観写真と新機能を中心とした記事をお届けする。実写画像を含めたレビューは、後日に掲載する予定だ。

 CX2は、2009年3月発売の「CX1」に続くCMOS搭載コンパクトデジタルカメラ。変更点としてはレンズが28〜200mm相当から28〜300mm相当になったのがトピックだが、高速連写の速度向上(4コマ/秒から5コマ/秒に)や、コンティニュアスAFおよびプレAFの追加といった機能強化も行なわれている。

 外観上で最も変化したのは、パームグリップ部に設けられた滑り止めだろう。CX1ではボディ表側に滑り止めがなかったため、何らかの滑り止めを後付けしているユーザーも多かった。滑り止めにはダイヤカットが施され、実用性の向上とともにクラシカルな印象が深まっている。ただし、背面の滑り止め(親指を置く位置)は少々固くなったようだ。

 操作系はほぼCX1を踏襲。Fn(ファンクション)ボタン、ADJ/OKボタン、マイモードを駆使して行なう柔軟なカスタマイズ性を引き継ぎながら、GR DIGITAL IIIが搭載する新機能をいくつか使えるようになっている。

外観

記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。バッテリーDB-70はCX1と共通充電器もCX1同梱のBJ-7と同じ。この組み合わせはCaplio R6時代からRシリーズを経てCX2に受け継がれている
左からUSB端子とAV出力端子CX1(左)とCX2(右)。ともに望遠端の状態
CX2のグリップには滑り止めがついたこちらはCX1

オート撮影モード

GXシリーズなどと同じく、コンティニュアスAFとプレAFがついた画像設定。GR DIGITAL IIIと同様、表記が変わった
Fnボタン設定。AF/コンティニュアスを加える代わりに最小絞りを省略グリッドガイド表示は3種類に増えた。これもGR DIGITAL IIIと共通
グリッドガイド表示:縦横3分割グリッドガイド表示:縦横4分割+対角線
縦横2分割をベースに、中心からグリッド線を省略

連写モード

「M連写プラス(Low)」が「M連写プラス(9M)」に、「M連写プラス(Hi)」が「M連写プラス(2M)」になった

DRモード

ダイナミックレンジ拡大の選択肢に「AUTO」が加わった

シーンモード

顔認識機能が作動する「フェイス」がなくなり、ポートレート系のシーンモードは「ポートレート」と「夜景ポートレート」の2種類になった
新モードの「ハイコントラスト白黒」同じく新モードの「ミニチュアライズ」
「ミニチュアライズ」では、ぼかさないエリアの大きさと位置を指定できる。横方向、または縦方向を選択可能



折本 幸治

2009/9/10/ 00:00