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パナソニック「LUMIX S5」
S1シリーズの要素を凝縮 LUMIX S1Rとのサイズ比較でみる
2020年9月5日 06:00
パナソニックが9月25日に発売するフルサイズミラーレスカメラ「LUMIX S5」の試作機をお借りできたため、外観とメニュー画面を中心にお届けする。中でも、LUMIX S1Rとの比較を通して、そのサイズ感のイメージが伝われば幸いだ。
「LUMIX S5」は、先行するLUMIX S1シリーズの性能をコンパクトに凝縮した"ハイブリッドフルサイズミラーレス"として、静止画・動画を駆使して作品表現にこだわるクリエイターや、低予算での映像制作をメインとする映像クリエイターをメインターゲットとしているモデル。価格はオープン。店頭予想価格はボディ単体が税別24万円前後、20-60mmとのレンズキットが税別28万円前後。
外観
LUMIX S5の外形寸法は約132.6×97.1×81.9mm。バッテリー/SDカード1枚を含む重量は約714g。
ボディの正面にはFnボタン(マウント脇上部)とレンズ取り外しボタン(マウント脇下部)を備えている。S5のエンブレムの上にAF補助光ランプを搭載している。
左側面にはUSB Type-C、micro HDMI Type D、MIC入力、ヘッドホン出力に対応する端子を備えている。カバーは手で押さえなくても、90度開口する仕様となっている。
右側面にはダブルSDカードスロットを搭載。スロット1はUHS-I/UHS-II UHS Speed Class 3、UHS-II Video Speed Class 90に対応、スロット2はUHS-I UHS Speed Class 3対応に対応する。ショルダーストラップ取り付け部の脇にはリモートコードの入力端子を備えている。
天面左側にはドライブモードダイヤル、右側にはモードダイヤル、前/後ダイヤル、シャッターボタン、電源スイッチ、WBボタン、ISOボタン、露出補正ボタン、動画記録ボタンを搭載している。
背面モニターは184万ドットの静電タッチパネルを採用。フリーアングル機構を搭載している。
キットレンズのLUMIX S 20-60mm F3.5-5.6(S-R2060)を装着した様子。
LUMIX S1Rと並べて
2019年に発売した35mmフルサイズミラーレスカメラ「LUMIX S1R」と並べて、実際の見た目にどれだけ差があるかを確認した。LUMIX S1Rの外形寸法は約148.9×110×96.7mmでLUMIX S5の方が横16.3mm、高さ12.9mm、幅14.8mm程小型となっている。バッテリー/SDカード1枚を含む重量は約1,016gで、LUMIX S5の方が302g程軽い。
天面を見ると、LUMIX S1Rの左肩に配されているモードダイヤルとドライブモードダイヤルが、LUMIX S5では液晶パネルがなくなったかわりに両サイドに分けられたことがよくわかる。またLUMIX S1Rでは背面に配されていた動画ボタンも、LUMIX S5では天面に移動しているのも特徴だ。
背面には両機ともにジョイスティックを搭載しているが、若干操作感に違いがある。LUMIX S5の方がスティックが短く、ボタンを押し込みやすいように感じた。
前ダイヤルの配置も変わっている。LUMIX S5では、シャッターボタンの周りに搭載している。
バッテリーは小型化のために容量を変更した新規のものとなり、互換性はない。