新製品レビュー

春の自撮りデジカメ特集(その2)マクロも得意な多芸多才モデル

FUJIFILM X-A5

X-A5ってどんなカメラ?

2016年に発売したX-A3の後継種。富士フイルムのXシリーズのエントリーモデルとして位置付けられています。

前モデルのX-A3の発売から約2年、新たに搭載された機能や新登場のレンズが同梱されているキットも発売。通常の撮影に加えて液晶モニターが上方向にチルトするので快適なセルフィー機能も継承しています。

好きな場所でのセルフィーをお願いしました!(モデル:ちい)。X-A5 / XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ / 1/170秒 / F4 / +0.3EV / ISO 400 / ポートレート / 15mm

レンズキットはあるの?

交換レンズ「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」がセットされたレンズキットが販売。新たに登場したレンズで最も広角側でレンズから約5cmまで寄れます。広角マクロも気軽に楽しめます。

35mm判換算で焦点距離22.5mmから67.5mmまでカバーできるのでファーストレンズとしても申し分ないです。サイズ感もX-A5のボディにバランスよく収まります。

電動ズームなので、ワイドとズーム、どっちに動くのか慣れが必要です。

大きい? 重い?

両手で包み込んでも余裕があるくらいのサイズ感。ボディ前面にグリップの位置にほどよいカーブがあるので持った時のホールド感もよく、重たさを感じません。

バッテリーとメモリーカードを含めると、重さは約361gです。首からかけてもほどよい重さでカメラと向き合えます。

ボディカラーは?

ブラウン

どんなファッションにも合わせやすいブラウンはカメラも併せてトータルコーディネートできそうです。

シルバー

ブラックとシルバーで男女問わず持ちやすい配色。クラシカルながらも洗練された印象です。

ピンク

ピンクといってもとっても落ちついたピンクです。甘すぎず、でも可愛らしくいつでも持ち歩きたくなる大人なピンク。とても気に入りました!

デザインは?

富士フイルムならではのクラシカルなデザインでカラーバリエーションも選べます。グリップ感もさりげなく、ナチュラルなフォルムです。

セルフィーは簡単?

重たくないので片手で腕を伸ばしてのセルフィーも気軽にできます。モデルのちいさんに実際に渡してセルフィーをしてもらいましたが、初めてのX-A5でも撮影をこなしてくれました。

チルト液晶モニターを見ながら自分の顔の表情や角度などチェックしながら、思い通りのセルフィーができます。美肌モードがモードダイヤルについているので、すぐにアクセスできます。

X-A5 / XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ / 1/38秒 / F4 / +0.3EV / ISO 400 / ポートレート / 15mm

マクロは得意?

キットレンズの広角端では5cmまで近寄れるので、花やお料理やスイーツなどのテーブルフォトもキットレンズだけで楽しむことができます。

料理もギリギリまで寄って画面いっぱいに撮影できます!

X-A5 / XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ / 1/6秒 / F4.4 / 0.0EV / ISO 800 / プログラム / 23.5mm

ワイドで限界まで寄って撮影しました。

X-A5 / XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ / 1/34秒 / F4 / 0.0EV / ISO 2500 / プログラム / 15.2mm

レンズを望遠端までズームさせて撮影しました。

X-A5 / XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ / 1/5秒 / F5.6 / +0.3EV / ISO 800 / 絞り優先AE / 45mm

Bluetooth LEで何ができるの?

Bluetooth搭載で、Wi-Fi以上に素早く気軽にスマホやタブレットに転送が可能。SNSですぐに公開したり、友人たちに素早く写真をシェアできます。記念写真は鮮度が大事!……な時もありますよね。

カメラとしての画質は?

有効画素数は2,424万画素で、X-A3と比べるとわずかですが4万画素増えました。X-E3は2,430万画素です。

センサーは上位モデルに搭載されているX-Trans CMOS IIIセンサーではなく、一般的なベイヤー方式のCMOSセンサーを採用しています。

キットのレンズでミルクティーとクッキーを。小型のボディなので、右手でクッキーを持ち、左手でカメラを持ってシャッターを押しています。軽くて小型でないとなかなか難しいこともちょっと頑張ると難なくできます!

X-A5 / XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ / 1/50秒 / F4.4 / +0.3EV / ISO 3200 / ポートレート / 25.6mm

富士フイルムの他のレンズももちろん使えます。XF35mmF1.4 Rで撮影。

X-A5 / XF35mmF1.4 R / 1/160秒 / F2 / 0.0EV / ISO 400 / マニュアル露出 / 35mm

富士フイルムならではのフィルムシュミレーションももちろん搭載されています(残念ながらわたしの好きなACROSは搭載されていません)。

フィルムシュミレーションのモノクロで影遊び。仲間との楽しい時間を影と足元で遊んだ時間も記憶に残したいワンシーン。

X-A5 / XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ / 1/800秒 / F5 / 0.0EV / ISO 1000 / 絞り優先AE / 15mm

富士フイルムのモノクロは表現がとても美しいです。こちらも街歩き中に見つけた木の陰を。アスペクト比を1:1にして、ましかくの世界で撮影するのも楽しいです。

X-A5 / XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ / 1/4,400秒 / F5.6 / 0.0EV / ISO 1000 / 絞り優先AE / 45mm

空の色を鮮やかに出したかったのでVelviaで。代官山北村写真機店さんで行った、X-A5やSP-3を使ったワークショップの時に参加者の方たちを撮影させてもらいました。逆光で人物をシルエットにし、綺麗に晴れた空を背景に印象的に。

X-A5 / XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ / 1/17,000秒 / F3.5 / -1.0EV / ISO 200 / 絞り優先AE / 15mm

アドバンストフィルターも12種類用意されています(うち、パートカラーが6種類)。フィルムメーカーならではのこだわりの色づくりを実感しながら撮影が楽しめます。

アドバンストフィルターのトイカメラを使用。周辺が暗くなり、色味も印象的です。

X-A5 / XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ / 1/20秒 / F4.2 / +1.0EV / ISO 200 / プログラム / 21.5mm

同じくトイカメラでワンちゃんを撮影してみるとドラマチックに。

X-A5 / XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ / 1/150秒 / F5.6 / +0.3EV / ISO 500 / プログラム / 35mm

パートカラーのブルーを使用。画面のなかの青い部分のみ色抽出をして、他はモノクロになります。

X-A5 / XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ / 1/125秒 / F4.2 / +0.3EV / ISO 200 / プログラム / 22.8mm

魚眼を使用してワンちゃんに寄ってみるといつもと違った印象に。

X-A5 / XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ / 1/170秒 / F5.6 / +1.3EV / ISO 500 / プログラム / 33.3mm

動画機能は?

4K連写や4Kムービー、ハイスピード動画やマルチフォーカスの機能が新たに登場。

1本の撮影時間は5分までとなりますが、4Kムービーの撮影も可能です(15fps)。フルHDに比べると4倍の解像度となる4Kムービーですから、より高精細な動画を記録したいときに使うと良いと思います。

どう動くか予測のつかない猫を4K連写でベストショットを狙いました。約15コマ/秒の連写で可愛いショットを狙います。連写から切り出した1枚です。

X-A5 / XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ / 1/125秒 / F3.5 / +0.3EV / ISO 3200 / プログラム / 15mm

どんな人にオススメ?

タッチパネルモニターを搭載し、スマートフォン感覚での撮影も可能。カメラ操作に慣れていない人にもお勧めできます。ただしEVF(電子ビューファインダー)はありませんので、ファインダーを覗きながら撮影したいという人には少し物足りないかもしれません。

感度はISO200~12800までが常用感度となっていますが、富士フイルムのカメラは高感度の画質に定評があり、この点はX-A5も同様で、高感度性能にはとても満足しています。

クラシカルなボディで写真もしっかり楽しみたい! そんな人にお勧めです。

X-A5のスペシャルコンテンツ「X-A5なら、ステキな写真がぜーんぶ撮れる!X-A5で東京ディズニーシーフォトジェニックツアー」の撮影を担当しました。家電量販店等のカメラコーナーでも冊子があります。紙面でもぜひチェックしてみてください!

モデル:ちい
撮影協力:てまりのおうち

片岡三果

北海道三笠市出身。絵画を描く気持ちで写真を表現する写真画家。漫画家の両親、大叔父が油絵画家という家庭環境に育ち、幼い頃から美術、デザインを学ぶ。専門学校東京デザイナー学院にて「カメラと仲良くなる」をテーマに写真実習の講師をつとめる。アルバム大使。 カメライベント「Petit Trianon」を主催。2018年8月17日~23日に富士フォトギャラリー銀座で個展を開催。