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富士フイルム、位相差AF対応のエントリーミラーレスカメラ「FUJIFILM X-A5」
AF速度2倍に 色再現性も向上
2018年1月31日 14:23
富士フイルムは、APS-Cセンサーを搭載するミラーレスカメラ「FUJIFILM X-A5」のレンズキットを2月15日に、ボディのみを2月22日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は新レンズ「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」が付属するレンズキットが税別7万5,000円前後、ボディのみが同6万円前後の見込み。
2016年10月に発売した「FUJIFILM X-A3」の後継機で、同社ミラーレスカメラのエントリーモデルとなる。カラーは、シルバー、ブラウン、ピンク。
引き続き、上位モデルのX-Trans CMOSセンサーではなく、一般的なベイヤータイプのCMOSセンサーを搭載する。画素数は従来と同じ有効約2,420万だが、イメージセンサーは新開発で像面位相差AFに対応する位相差画素をX-Aシリーズで初搭載した。合焦速度は従来比2倍となっている。
また、オート撮影時のシーン認識精度と色再現性が進化し、特に肌色の再現性が向上したという。常用最高感度は前モデルのISO6400からISO12800に向上した。拡張設定時の最高感度はISO51200。
連写速度は6コマ/秒。4K解像度で15コマ/秒の「4K連写」機能も搭載する。
エフェクト機能「アドバンストフィルター」には、新たに「霞除去」と「HDRアート」が加わり、全17種類となった。
露出補正ダイヤルは、従来の±3EVから±5EVに拡張された。
液晶モニターは約104万ドットの3型で、チルト対応のタッチパネル式。自分撮り用に180度の回転も可能。
通信機能ではBluetooth low energy技術を新採用し、スマートフォンに画像や動画を即時転送できるようになった。
動画はX-Aシリーズで初めて4K記録(15p)に対応。最大4倍速の「HDハイスピード動画」機能も有する。さらに、4K解像度でピント位置を変えながら連続撮影した画像を自動合成することで、被写界深度の深い写真が撮れる「マルチフォーカス」モードも利用できる。
記録メディアはSDメモリーカード。UHS-Iに対応する。
電源はリチウムイオン充電池「NP-W126S」。撮影可能枚数は約450枚で、従来モデルから1割増えた。
外形寸法は116.9×67.7×40.4mm。バッテリーと記録メディアを含む重量は約361g。
キットレンズのXC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZは、Xマウントで初となる電動ズームレンズ。単体では3月15日に税別4万1,500円で発売する。35mm判換算での焦点距離は22.5-67.5mm相当。最短撮影距離は広角が13cm、望遠が35cm。