私はこれを買いました!
静止画と動画を1台でカバーできるミラーレスカメラ
パナソニック「LUMIX G9PROII」(木村琢磨)
2023年12月27日 07:00
三脚いらずで、気軽にRecを回せる小型軽量ボディ
2023年もカメラ、レンズ、ライティング機材などがたくさん発売されましたが、中でもコレというのはやはり「LUMIX G9PROII」。
私はG1との出会いによりLUMIXデビューを果たして以降、GHシリーズに関して最新の6以外は全て購入している。GH6のスペックを見た時にマイクロフォーサーズの動画機として導入したいなと思っていたが購入のタイミングを完全に逃してしまった。そしてGH6の導入をずーっと悩んでいるところに突如として現れたのが「G9PROII」だ。
私はカメラ規格の中でも、マイクロフォーサーズが一番好きであり自分の作風とスタイルに一番合っている。私の場合はスチルだけでなくムービーの撮影も多いので、静止画/動画を1台でカバーできるカメラが望ましい。G9PROIIは画素数も2,521万画素にアップし、動画性能もGH6と同等なのは非常に嬉しいポイントだ。このGH6同等の動画スペックが、本機購入の完全な決め手となった。
近年は動画作品の制作も増えていて、フルサイズのシステムは大掛かりなセットになることが多く、私の場合はイメージの鮮度が落ちる前にRecを回したいタイプなので小型軽量で手持ち撮影できる機材が望ましい。G9PROIIは手ブレ補正も劇的に向上しており「ほぼジンバル」で撮影したような結果が簡単に得られるのは実に私向きだ。
動画スペックが想像以上に高かったので、今後動画収録に関してはフルサイズ機の出番は間違いなく減るだろう。最近はコンテンポラリーダンスのチームと映像作品を制作していて、先日も導入したばかりのG9PROIIを使って収録した。強力な手ブレ補正のおかげでFix撮影も三脚要らずで撮りたいと思った瞬間にRecを開始することができた。AFの追従も素晴らしく安心してフレーミングやカメラワークに集中できる。外部SSDを使えばProRes422 HQ/ProRes422の記録にも対応するので、動きが大きな被写体でも安心して収録できる。そしてスチル撮影でもSSD記録ができるのでまさにハイブリッドカメラとして完璧な一台だ。
近況報告
2024年2月15日(日)からOM SYSTEMギャラリーにて個展「INside(me)」を開催します。自分の「好き」だけで構成した写真展になります。2月26日まで開催しますので是非お立ち寄りください。