私はこれを買いました!

“異次元”の手ブレ補正に驚き。これまでにない撮影スタイルも

キヤノン EOS R5(中原一雄)

年末恒例のお買い物企画として、写真家・ライターの皆さんに、2020年に購入したカメラ関連製品をひとつだけ挙げていただきました。(編集部)

CFexpressによる高速書込みにも満足

私にとっての今年のカメラは、なんといってもキヤノンのEOS R5です。もともとEOS 5D系を愛用しており、2016年の「私はこれを買いました」企画にEOS 5D Mark IVを買った話を書きましたが、これを置き換えるようなミラーレス機はキヤノンから出ていませんでした。

その間、ミラーレス機の可能性を感じてソニーα7R III、α7R IVをメインに使う事となり、EOS 5D Mark IV(それとEOS R)はサブとして使っていたのですが、ついに「5」を踏襲するミラーレスカメラが登場するということで発売日にゲット。「5」が付くだけあって相当気合いの入ったモデルだと思っていましたが、使い心地は想像の斜め上で大変満足しています。どのくらい満足したのかといえば、EOS R5を手にしてすぐRF大三元を揃えてしまったほど。

EOS R5の細かなレビューはデジカメ Watchにも掲載されているのでそちらを参考にして頂きたいのですが、私が特に気に入っているのはCFexpress Type Bによる高速書込みと最大8段分の強力な手ブレ補正です。4,000万画素を超える高画素機は連写時にカードへの書き込み待ちが生じるため、バッファ容量とその開放時間を考慮した運用が必要でしたが、CFexpressならそれをほぼ無視して撮りたいだけ撮れるという気持ちよさがあります(極端な連写では僅かに待ち時間がありますが)。

最大8段分の手ブレ補正はまさに異次元の効きで、最初にテストしたときには目の前で何が起きているか分からないほどビックリしました。広角で中~遠景の撮影であれば、手持ちで秒単位の撮影がかなりの打率で決まってしまいます。慣れれば24mmで5~10秒くらいの撮影もできてしまうほど。いままで不可能だった撮影スタイルを可能にするという点で非常に素晴らしい機能だと思いました。静止画撮影では大きな死角はなく非常に高バランスなカメラといえるでしょう。唯一、最大の欠点はいまだに品薄で買いたいときに買えないと言うことくらい。

来年はソニー機とうまく使い分けながら、薄くなった財布を厚くしていく努力をしていきたいと思います。

これが簡単に手持ちで撮影できてしまうことがEOS R5の大きな魅力。今後の撮影の可能性を大きく広げてくれることでしょう。
EOS R5 / RF24-105mm F4 L IS USM / シャッター速度優先AE(F10・5秒・+1/3EV) / ISO 100

近況報告

イレギュラーが続いた年でしたが写真を楽しむ心は忘れず日々を過ごしています。来年は東京を離れ、新天地に拠点を移して新たな活動をはじめる予定。長い東京生活ですっかりインドア派になってしまったので、世の中の状況を見据えながらアクティブに活動していきたいと思います。

中原一雄

1982年北海道生まれ。化学メーカー勤務を経て写真の道へ。バンタンデザイン研究所フォトグラフィ専攻卒業。広告写真撮影の傍ら写真ワーク ショップやセミナー講師として活動。写真情報サイトstudio9を主催 。