私はこれを買いました!
シグマ的な写りのシグマらしくないカメラ
SIGMA fp(三井公一)
2019年12月20日 12:00
世界最小・最軽量のフルサイズミラーレス
今年のカメラはやはり「SIGMA fp」しかないでしょう。世界最小・最軽量フルサイズミラーレスカメラにして、シグマ最初のフルサイズ機なのですから。
7月の発表と同時にネット上で大いに盛り上がり、一体どんな写りをするのか、ちゃんと秋に発売されるのか、などと話題になったのも今は楽しい思い出です。リリースされるとカメラ専門店だけでなく、大手量販店でも売れ行きナンバーワンを記録するなどシグマらしくないカメラとなりました。
機能もシグマらしくありません。何といっても高感度に強く、瞳AF、高速連写など近ごろのトレンドをしっかりと網羅して搭載しているのですから! 気になる写りはシグマ的です。どことなくFoveonセンサーを思わせる絵作りが実に素晴らしいのです。
新しいカラーモード「ティールアンドオレンジ」もしっとりとした雰囲気で気に入っています。実際、ほとんどの撮影をこれでこなしているほどです。目的もなくブラブラとフォトウォークするときは「SIGMA fp」に「SIGMA 45mm F2.8 DC DN | Contemporary」だけにしてフットワーク軽く、仕事やガッツリ撮影するときにはグリップとLVF-11、DG DNレンズシリーズを装着して臨みます。
撮影スタイルによってフォトグラファーが自由に構成を変化させられるのが「SIGMA fp」のいいところだと思います。周囲でも「SIGMA fp」を購入した人が多いので、スタイルを見せ合って楽しめるのもいいところですね。2020年に出るというFFF(フルフレームフォビオン)機も楽しみにしています。
2020年の楽しみはやはりFFF機。それと「SIGMA fp」を持って各地をブラブラと撮影予定です。ニコンのZシリーズにも期待しています。