フォトアプリガイド

Imagica +(Android)

4つの要素で写真が変身! わかりやすい画像編集アプリ

フィルター効果の追加だけでは物足りない。しかし、複数のアプリを使い分けるのは面倒だ。そんなニーズに応えたのが、今回紹介する「Imagica +」というアプリだ。

「色」「形作る」「芸術」「効果」という4つの要素により、手持ちの画像を変化させられる。作品の作り込みという点では、専用ソフトにこそ負けるが、手軽に遊びたい。ちょっと変わった画像にしたいというのであれば、利用価値は高い。それではさっそく、アプリをみていこう。

価格は129円。試用バージョンは2.1.5。

「Imagica +」を起動すると、すぐに編集画面が表示される。

画像編集アプリの多くは、起動するとすぐに画像選択画面が表示されるわけだが……。ちょっと珍しい仕様だ。まずは画像を選択するために、画面右上の「画像」アイコンをタップしよう。

「画像」アイコンをタップすると、アルバムアプリの選択画面が表示されるので、任意のアプリを使って画像を指定しよう。画像を指定すると、画像サイズの指定ウィンドウが表示される。480×480、640×480、画面、壁紙、イメージの5種類から指定可能だ。

画像サイズの指定で「壁紙」を選んでみた。「壁紙」を選択すると選択画像と共に壁紙位置の指定枠が表示される。枠を、壁紙にしたいポジションに移動させよう。

画像を選択して枠を指定し終えたら、編集項目を指定しよう。

初期設定では、画面左上の見てもわかるように「色」が選択されている。「色」では、「Sepia」「Red」「Country」などのフィルター効果が指定できる。画面下部のサムネイルをタップして、画像にフィルター効果を付加してみよう。

画面下部のサムネイルをタップして指定したあと、画面右上の「再生」アイコンをタップすると、指定したフィルター効果が画像に付加される。サムネイルをタップしただけでは効果が付加されないので注意しよう。

利用する効果によっては、周辺光量や明るさの調整オン/オフが可能だ。画面上のアイコンをタップし、機能を有効化した後、再び「再生」アイコンをタップすることで調整が有効化される。調整が終わったら、画面左上の「チェック」アイコンをタップしよう。

「チェック」アイコンをタップすると、一番初めの編集画面へと切り替わる。画面右上の「メニュー」アイコンをタップして表示された「保存」をタップすることで、編集した画像を保存できるようになる。

編集画面左上の「色」部をタップすると、「Imagica +」で利用できる他の3つ、つまり「形作る」「芸術」「効果」という機能が利用できるようになる。利用したい機能をタップして選択しよう。

「形作る」では、選択した画像を“ドット”あるいは“ブロック”として加工するエフェクトが利用できる。「色」の時と同様に、画面下部のサムネイルをタップして選び、画面右上の「再生」アイコンをタップして処理を実行する。

「形作る」でも選んだエフェクトに合わせた編集・調整が行なえる。「色を変更する」では、ドットとドット、ブロックとブロックの隙間の色を設定できる。

「サイズを変更する」では、ドットあるいはブロックのサイズそのものを指定できる。

「芸術」では、「Sketch」や「Halftone」、「Stamp」といったエフェクトが選択できる。

「効果」は、「Water」「Color blok」「Motion blur」という3つのエフェクトしか収録されていない。他の機能と比べ数が少ないのは残念なポイント。個性的なエフェクトが揃っているだけに、今後に期待したい。

「Imagica +」は、「色」「形作る」「芸術」「効果」とカテゴライズされたエフェクトを画像に付加するための編集アプリだ。アプリによっては、本アプリでカテゴライズされた内容が、“フィルター効果”として一括りにされていることも多く、そういった意味ではわかりやすい構造をしている。

収録した内容としては、奇抜なものは少なく手堅い印象を受けた。「効果」に収録された内容が少ない点にこそ物足りなさを感じたが、他のカテゴリは充実しており、また汎用性の高そうな効果は網羅されているので、そういった意味では不満を覚えることはあまりないと思う。

ベースアプリとしてのデキは及第点。今後のバージョンアップでさらなる追加を期待したいところだ。

飯塚直