フォトアプリガイド
Vintique by GMYStudio(Android)
ビンテージ系エフェクトを得意とするカメラアプリ
Reported by 飯塚直(2014/1/21 08:10)
数多くのカメラアプリが登場しているが、その中でも根強い人気を得ているジャンルがある。ビンテージ要素の強いエフェクトをテーマにしたアプリがそれだ。今回紹介する「Vintique by GMYStudio」(以下、Vintique)も、それに属する。
価格は99円。利用バージョンは1.1.2。
「Vintique」を起動すると、画像編集アプリで見慣れた画像の選択画面が表示される。
「CAMERA」「CAMERA ROLL」という2つのアイコンが表示され、カメラを起動して画像を撮影する場合は「CAMERA」を、すでに撮影した画像、あるいは端末に保存された画像を利用する場合は「CAMERA ROLL」をタップして選択する。
なお、画面右下の「Sample」部をタップすると、アプリメーカーが用意した4枚のサンプル画像を利用できる。
画像を選択すると、編集画面へと切り替わる。
「Vintique」は、エフェクト付加をメインとした画像編集アプリなので、メイン機能となるのが「fx」に属するエフェクト付加機能となる。初期設定時でも編集画面を開いた時に選択されており、「Standard」「Extra」「Soft」の3つからエフェクトを選択できるようになっている。
基本的に利用するのは「Standard」に属するエフェクトだ。「old time」「remember」「vintage」といった31種類のエフェクトが収録されており、選択したエフェクトに対し、強度をスライダーを使って調整できる。
「3つのエフェクトを選択できる」と前述たが、実は初期の状態では、「Extra」と「Soft」の2つは利用できない。アイコンをタップすると、ストア画面に切り替わり、アプリ内課金画面へと誘導される。
「Extra」機能をアドオンする「Extra Pack」には、23種類のエフェクトが収録され、価格は99円。サムネイルが表示されるので、好みのエフェクトがあるかチェックしてみよう。
一見した感じだと、扱いやすいエフェクトが収録されているように思う。
一方の「Soft」機能をアドオンする「Soft Pack」も「Extra」と同様だ。ただしこちらは19種類のエフェクトしかない。
「Soft」の名称からもわかるように、淡いあるいはソフトな感じのエフェクトが収録されている。
基本的な編集機能も搭載されており、画面下部の調整アイコンから編集機能を呼び出せる。選択できるのは、輝度やコントラスト、ガンマなど6種類。
「レイヤー」アイコンをタップすると、「Vignetting」と「Texture」機能が利用できる。
周辺光量効果を付加する「Vignetting」は18種類、「Texture」は22種類収録されている。
ここで興味深いのが「Vignetting」だ。多くの編集アプリでは、スライダーを使って周辺光量の調整を行なうが、本アプリではひとつのエフェクトとして選択できるようになっている。他のエフェクトと同じ扱いにはなっているが、細かい調整には対応しておらず、単純に選ぶだけといった具合だ。
加工し終わった画像は、InstagramやFacebook、Twitterなどに投稿可能だ。ただし、それぞれ対応した公式アプリが端末にインストールされている必要がある。
本アプリは、Instagramとのシナジーを強く意識しているようで、公式アカウントをもっていたり、素材写真の提供(サンプル)を行なってる。確かに収録しているエフェクトの多くは、Instagramユーザーが好みそうな雰囲気・風合いのものが多い印象。クセもなく扱いやすいのも特徴だろうか。
アプリ内課金による拡張にも対応しており、初期のエフェクト収録数も31種類と十分。なかなか使い勝手のよいアプリといえるだろう。