5月9日（月）〜5月12日（金）｜待望のニコン「Z 8」が登場。一方キヤノンはVlogカメラで新市場へ

ハイアマチュアにとって待望の「Z 8」が発表された

5月9日（月）から5月12日（金）までに配信したニュースのうち、印象的なものをピックアップしてお届けします。

キヤノン初のVlogカメラ「PowerShot V10」

5月11日（木）配信

キヤノンからまさかのVlog向けのカメラが発表。しかも手軽さに全振りしたようなオールインワンタイプだ。できることは限られるものの、やらなければならない手順は少ない。かといってスマホのような割り切りぶりではなく、ちゃんとカメラのUIなのがさすが。三脚ネジ穴があるので、カメラユーザーとの親和性は高そうだ。アクセサリーシューにつけてみたい。

ニコン Z 8発売記念の「ファンミーティング」開催。5月20日にオンラインで

5月11日（木）配信

コロナ禍で途絶えてしまったイベントの開催が、カメラ業界でも徐々に復活の兆しを見せている。ファンの盛り上がりぶりで知られたニコンの「ファンミーティング」もそのひとつで、「Z 8」の投入と共に5年ぶりの開催が告知された。あの熱気をまた体験できるかと思いきや……今回はオンラインのみ。とはいえこのご時世、多くのファンにメッセージを届けるには、オンラインの方が好都合だろう。リアルの時と同じく、視聴者もコメントでメッセージを残せるし、リアル開催で人気だった「ニコンクイズグランプリ」も復活するとのこと。また盛り上がりを見せそうだ。

タムロン、富士フイルムX用の「11-20mm F/2.8 Di III-A RXD」を5月30日発売

5月11日（木）配信

シグマとタムロンが参入したことで、選択肢が急速に増加しつつあるXマウント用のレンズ。このレンズもそのひとつで、手頃なF2.8広角ズームレンズとして人気を博しそうだ。最近のタムロンレンズはAF動作音が静粛なので、動画用途でも活躍するだろう。

ニコン、Z 9の機能を凝縮したフルサイズミラーレスカメラ「Z 8」

5月10日（水）配信

ミラーレスカメラのフラッグシップモデル「Z 9」の性能を継承しながら、約30％の小型化を実現。かねてよりニコンがリリースしてきた「フラッグシップから縦位置グリップを外したモデル」のミラーレス版だ。「Z 9」の性能は認めつつも、その大きさ・重さを敬遠していた写真愛好家に待ち望んでいたことだろう。これから「Z」の顔を長く務めることになりそうな1台。

ニコン、一部カメラ/レンズを価格改定。Z 9は69.8万円→77.2万円

5月10日（水）配信

「Z 8」の発表を夜に控えた5月10日、13時の突然の告知で驚いた読者も多かったはず。ここ数年、コスト上昇に伴う値上げのニュースが頻出しているが、今回は主力製品が軒並み対象に。デジタル一眼レフカメラやFマウントレンズについても言及され、その規模の大きさに個人的にも絶句した。価格が改定される5月18日までに、いままで渋っていた製品の購入を決意した読者も多いと予想する。