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新ショールーム「エプソンスクエア丸の内」オープンは5月30日に決定
移転後初の展示は佐藤健寿さんの「WUNDER II」
2019年4月25日 17:08
エプソンは4月25日、ショールーム「エプソンスクエア丸の内」を5月30日にオープンすると発表した。新宿エリアに分散していたショールーム機能などを集約した施設。写真ギャラリー「エプソンイメージングギャラリー エプサイト」もここに移転する。
エプサイトも移転
エプソンスクエア丸の内は、「エプソンスクエア新宿」「スクエアアネックス」「エプソンイメージングギャラリー エプサイト」の3拠点をまとめたもの。1月29日の発表時点では、5月末での移転が告知されていた。
住所は東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1階・2階。ビックカメラ有楽町店の斜め向かいになる。
コンシューマー向けの展示は、主に1階の「パーソナルゾーン」で展開される。そのうち「フォトコンシューマーエリア」では、写真を使ったギフトや飾り方などの例をフォトアイテムで示すという。
フォトギャラリー「エプサイト」では、新宿時代のエプサイトと同様、インクジェットプリントで制作された写真作品が展示される予定。ただし、公募についての詳細は告知されていない。
こけら落としの展示は佐藤健寿写真展「WUNDER II」。6月27日まで開催される。
写真に関するセミナーも引き続き行われ、6月および7月のスケジュールが公開されている。
エコタンク搭載モデルは1.8倍の販売台数
2016年よりスタートしたエプソン販売株式会社の長期ビジョン「Epson 25」は、2018年度をもって第1期を終了した。エコタンク搭載モデルが国内で1.8倍の販売台数になるなど好調な材料はあったものの、売上収益の目標は未達で終わっている。
なおエコタンク搭載モデルが好調だったおかげで、インクジェットプリンター本体の売上数はほぼ下げ止まりを見たという。その代わり消耗品売上の下落が全体に響いている。
代表取締役社長に4月1日に就任した鈴村文徳氏は、マスコミ向けの就任挨拶の中で、「商品は出揃ったので、次は販売体制を強化。モノの価値を訴求するだけでなく、第2期中期はコトの価値を加えて訴求したい」と語った。
例えばビジネスプリンターでは、プリンター本体や保守料金に加えて、用紙など消耗品をインクルードしたサブスクリプション型のビジネスモデルを考えているという。年間印刷枚数をもとに年間契約するといった内容だ。
一方、個人向けのプリンターについては、具体的な指針がまだ発表されていない。ただし鈴村氏は今後の展開として、写真プリントを気兼ねなく行えるサービスと、作品作りの楽しみを豊かにする環境価値の創造を挙げている。写真画質の大容量プリンターや、印刷し放題のサービスといった例も示した。
エプソンがこれから期待する分野として、Android OSなどを搭載したOS付きプロジェクターがある。現在、中国を中心に市場が拡大しており、日本でもネット動画の視聴を始めとした需要を見込んでいるという。