写真展告知

関谷智彦写真展:光と風 −雪の立山・室堂平−

オリンパスギャラリー東京で10月2日から

日本列島の脊稜を形成する日本アルプス。その最北部に位置するのが立山連峰です。厳冬期の立山連峰は、大陸で発達した高気圧から吹き込まれる寒冷な北西の季節風が、大量の雪をもたらし幾日も幾日も烈しい風雪と降雪にあけくれる屈指の豪雪地帯です。

 その立山連峰の麓に広がる標高2,450m の室堂平では、平均積雪量が数メートルにおよびます。冬は日本海からの烈しい北西風の影響を受けて同じ景観を顕わすことがありません。

強風によって舞い上がる雪煙、風のとおり道にできる風紋や岩氷、そして光り輝く氷の斜面、また時としてみせる穏やかな表情など、刻々と変化する自然現象や光と影が織りなす一期一会の幻想的な造形美などなど、雪山が創り出す神秘的な光景を異次元であるモノクロームの世界で表現しました。

出展作品数:モノクロ 35点

写真展情報

会場

オリンパスギャラリー東京
東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル地下1階

開催期間

2020年10月2日(金)~10月7日(水)

開催時間

10時00分~18時00分

作品解説

10月3日(土)14時00分〜15時00分。定員10名・事前予約制。

作者プロフィール

1947年 岐阜県生まれ。
1970年 日本大学経済学部卒業。
日本大学文理学部写真研究会で写真の表現技法を学び、1970年頃から山と自然の美に魅せられ自然を対象に本格的に撮影を始める。のちに写真家土岐三雄氏と出会い師事、表現法の影響を受ける。
公益社団法人 日本写真協会会員・全日本山岳写真協会会員、全日本写真連盟会員。

写真展
1999年「雪山」光と影のシンフォニー
2011年「Landscape SNOWLINE」
2013年「高尾の森から」
2014年「山の刻」−光そして風−
2015年「雲表の光景」
2016年「多摩川・河口散歩」
2017年「自然のかたち」
2019年「河・光・景」−多摩川−

写真集
1999年「雪山」光と影のシンフォニー

受賞
第41回 2016 JPS展 銅賞
日経ナショナルジオグラフィック写真賞2016 優秀賞