写真展告知

荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-

センチメンタルな旅 1971年 より 東京都写真美術館蔵

東京都写真美術館は、総合開館20周年を記念して「荒木経惟 センチメンタルな旅 1971– 2017–」展を開催します。 荒木経惟は、1960年代から活動を始め、国の内外で高い評価を得ています。荒木の作品は、 テーマや手法が多岐にわたることでも知られ、これまでに500冊近い写真集を上梓するなど、 その制作意欲は現在もなお、尽きることがありません。

本展は、その膨大な作品群から、妻、「陽子」というテーマに焦点をあてた展覧会です。荒木 自らが「陽子によって写真家になった」と語るように、1960年代の出会いから1990年代のその死に至るまで、陽子はもっとも重要な被写体であり、死後もなお荒木の写真に多大なる影響を与え続けてきました。本展では、陽子を被写体とするものや、その存在を色濃く感じさせる多様な作品を通して、荒木が重要視している被写体との関係性を探り、またその写真の神髄である「私写真」について考察していきます。展覧会タイトルの「センチメンタルな旅 1971– 2017–」とは、1971年に出版された私家版の写真集に始まり、現在へと続いている荒木経惟の私写真、そしてその写真人生そのものを表しています。

写真展情報

わが愛・陽子 1968-1970年 より
愛のバルコニー 1985年 より
三千空 2012年 より
冬の旅 1989-1990年 より
愛しのチロ 1988-2010年 より

出品予定作品

愛のプロローグ ぼくの陽子 ※世界初公開
わが愛、陽子
センチメンタルな旅
東京は、秋
陽子のメモワール
食事
センチメンタルな旅・冬の旅
空景/近景
遺作 空2
三千空
写狂老人A日記 2017.1.1-2017.1.27-2017.3.2 ※新作を初公開
愛しのチロ

会場

東京都写真美術館
東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内

開催期間

2017年7月25日(火)〜9月24日(日)

開催時間

10時〜18時(木曜日・金曜日は20:00まで)
7月27日(木)〜8月25日(金)の木曜日・金曜日は21時まで開館

休廊

月曜日
9月18日(月曜日・祝日)は開館。19日(火曜日)が休館となる

関連トーク「22世紀アラーキー論 ―ずっと、センチメンタル―」

8月6日(日)14時〜16時

朗読会+トーク

9月16日(土)14時〜16時

ゲスト・キュレーター・担当学芸員によるギャラリートーク

7月28日(金)14時〜
8月11日(金・祝)14時〜
8月25日(金)14時〜
9月8日(金)14時〜
9月22日(金)14時〜