イベントレポート

OM-D E-M1Xを触れる「OM-D Special Forum 2019」大阪レポート

新企画「コミュニケーションスペース」も人気 たくさんのファンが詰めかける

オリンパスが2月22日に発売する新製品「OM-D E-M1X」が手に取れるイベント「OM-D Special Forum 2019」が2月2日、大阪市で開催された。今後、東京(2月9日)、名古屋(2月16日)を巡回する。

2月7日19時30分追記:記事初出時、上記東京会場の開催日を2月29日と記載していましたが、2月9日の誤りだったため修正しました。

大阪での会場は、梅田のグランフロント大阪に隣接するうめきたSHIP。OM-D E-M1 Mark IIの体験会もここだったので、大阪地区のオリンパスファンにはすでにおなじみの場所かもしれない。今回も来場者は多く、大阪のファンの熱気が伝わってくるようだった。

会場はトークライブステージ、コミュニケーションスペース、ハンズオンコーナーに大きく分かれている。

トークライブステージでは、斎藤巧一郎さん、桃井一至さん、萩原史郎さん、中野耕志さんが登壇。

萩原史郎さんのステージを観覧したが、マイクロフォーサーズシステムの風景写真への適正から始まり、E-M1Xならではの機能を実例を交えながら解説していた。特に、7.5段分の手ブレ補正性能、手持ち撮影に対応したハイレゾショット、滝などの撮影を有利にするライブND機能を推している。萩原さんはE-M1Xのティザームービー第3弾に出演していた風景写真家だ。

萩原史郎さん

中野耕志さんは、E-M1Xの野鳥撮影での印象を披露。超望遠レンズを含めてコンパクトにまとまるシステムを褒めると同時に、手ブレ補正機構や高感度画質などの優位性を述べていた。

中野耕志さん

今回新たに設けられたコミュニケーションスペースでは、トークライブに登壇した写真家が少数のOM-Dファンの質問に答えるという内容。予約制で各回とも満席だったのことだ。質問内容は多岐にわたり、ときには写真家が対応できない細かい内容も聞かれたが、その都度オリンパスの開発者がフォローする場面も見られた。参加者の満足度は高かったのではないだろうか。

ハンズオンコーナーでは、E-M1Xおよび同時発表のOM-D E-M1 Mark II シルバーを手に取ることができた。あくまでも大阪会場での話だが、時間制限はなく、比較的長い時間触ることができた。

交換レンズも豊富に揃っていた。大柄なE-M1XではPROレンズも使いやすそうだ。M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROを装着してみたところ。

来場者からよく聞かれたのは「思ったより軽い」という意見。一眼レフカメラのプロ機のような見た目からすれば、かなり軽く感じるのだろう。また、シャッターボタン周りが他社一眼レフカメラのようなレイアウトなり、一眼レフカメラと共用しているユーザーからは歓迎の声も出ている。説明員によると、エンジンがデュアルになったことでバッテリーの持ちについても聞かれるとのことだが、電力消費の効率が良くなったことで、E-M1 Mark IIより撮影可能枚数は伸びているそうだ。

新機能「インテリジェント被写体認識AF」を紹介するため、モータースポーツの動画を流していたのも印象的だった。この機能は、モータースポーツ、鉄道、飛行機といった被写体を認識し、自動でAFを合わせるもの。会場の動画で試したところ、確かに車体やヘルメットにAFが合い、その後も被写体の動きに追従していた。

その他E-M1X関連では、プロ写真家によるフォトギャラリー、ハイレゾショットの作例といった写真展示も。

また、グリップの形状を細かに変更した経緯がわかる展示では、開発時のデザインサンプルが無造作に置かれていて驚いた。これも自由に手に取れた。

その中にボディシャーシもあり、これも触ることができた。本物だとしたら貴重なものだと思うのだが。

E-M1Xとともに開発発表されたM.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO(モックアップ)も注目されていた。

これらの展示は東京・名古屋会場でも基本的に同じとのこと。興味のある方はぜひ会場に足を運び、熱気を感じて欲しい。

大阪会場(終了しました)

日程

2月2日(土)11時00分〜17時30分

場所

グランフロント大阪 うめきたSHIP 2階ホール(大阪府大阪市北区大深町4-1)

東京会場

日時

2月9日(土)10時00分〜19時00分

場所

ベルサール六本木 地下1階ホール
東京都港区六本木7-18-18 住友不動産六本木通ビル

トークライブ

斎藤巧一郎(10時25分〜11時05分)
写真家 斎藤巧一郎×開発者 E-M1X 徹底解剖
清水哲朗(11時10分〜11時50分)
過酷な環境におけるシステムの信頼性・高性能を語る
小城崇史(12時40分〜13時20分)
スポーツ写真家が認めた機動力と信頼性を語る
桃井一至(13時25分〜14時05分)
マイクロフォーサーズシステムの可能性とFL-700WRの魅力
中野耕志(14時55分〜15時35分)
野鳥撮影で生きる機動力システムとE-M1Xの魅力
萩原史郎(15時40分〜16時20分)
マイクロフォーサーズシステムだから撮れる風景写真
広田泉(17時10分〜17時50分)
鉄道写真を変えるマイクロフォーサーズシステムの機動力

コミュニケーションスペース

斎藤巧一郎(12時05分〜12時35分)
E-M1Xのデザインに迫る
清水哲朗(12時05分〜12時35分)
E-M1Xで進化する撮影表現 -ライブND-
小城崇史(14時20分〜14時50分)
スポーツ現場で本当に耐えうる信頼性
桃井一至(14時20分〜14時50分)
FL-700WRを使ったクリップオン撮影
中野耕志(16時35分〜17時05分)
野鳥撮影のスタイルを変えた超望遠の世界
萩原史郎(16時35分〜17時05分)
E-M1X 3つの神機能を語る -7.5段手振れ補正/手持ちハイレゾショット/ライブND-
広田泉(18時05分〜18時35分)
インテリジェント被写体認識AFに迫る -鉄道編-

名古屋

日程

2月16日(土)11時00分〜17時30分

場所

TKPガーデンシティPREMIUM 名駅西口 3階カペラ&リゲル
愛知県名古屋市中村区則武1-6-3 ベルヴュオフィス名古屋

トークライブ

小城崇史(11時10分〜11時50分)
写真家 小城崇史×開発者 E-M1X 徹底解剖
桃井一至(12時40分〜13時20分)
マイクロフォーサーズシステムの可能性とFL-700WRの魅力
清水哲朗(14時10分〜14時50分)
過酷な環境におけるシステムの信頼性・高性能を語る
広田泉(15時40分〜16時20分)
鉄道写真を変えるマイクロフォーサーズシステムの機動力

コミュニケーションスペース

小城崇史(12時05分〜12時35分)
スポーツ現場で本当に耐えうる信頼性
桃井一至(13時35分〜14時05分)
FL-700WRを使ったクリップオン撮影
清水哲朗(15時05分〜15時35分)
E-M1Xで進化する撮影表現 -ライブND-
広田泉(16時35分〜17時05分)
インテリジェント被写体認識AFに迫る -鉄道編-

本誌:折本幸治