JR東日本高崎支社、春の臨時列車の一部けん引機をD51形蒸気機関車“デゴイチ”に変更

JR東日本（東日本旅客鉄道）高崎支社は、上越線および信越本線を運転する「春の臨時列車」のけん引機を蒸気機関車（D51 498）に変更する。1月20日に同社Webサイトで告知していた「EL レトロぐんま水上」「EL レトロぐんま横川」「EL ぐんまよこかわ」が対象列車となる。

それに伴い列車名もSLに変更。「EL・SL レトロぐんま横川」と「EL・SL ぐんまよこかわ」は高崎駅発でEL、横川駅発でSLがけん引する。名称に「レトロ」が付く場合は、旧型客車になる。

蒸気機関車の代名詞「デゴイチ」

Ｄ51形蒸気機関車（デゴイチ）は、貨物用の「力持ち」の機関車として、1936（昭和11）～1950（昭和25）年にかけて1115両が製造されました。Ｄ51 498は、Ｄ51形の498番目の機関車として、1940（昭和15）年11月24日に旧鉄道省鷹取工場（兵庫県神戸市）で製造され、岡山・大阪・福島・新潟などで、1972（昭和47）年まで32年間活躍しました。引退後は、上越線の後閑駅前で「静態保存」されていましたが、1988（昭和63）年に「動態保存」の蒸気機関車として復活しました。

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