イベント告知

ニコンミュージアム企画展「コレクション展2」

9月29日から ニコノスの水中展示や1930年代の写真レンズなど

ニコンは、同社が運営するニコンミュージアムにおいて、企画展「コレクション展2」を9月29日より開催する。会期は2021年1月30日まで。なお同館への入場は、現在のところ予約制となっている。

2019年4月から6月にかけて開催された同館「コレクション展」の第2弾。同館が所蔵する資料の中から、カメラやレンズ、双眼鏡、測定機器など、約60点を展示する。

今回の展示では、「NIKONOS(ニコノス)」シリーズ6機種を水槽に入れて展示するほか、藤井レンズ製造所(ニコン双眼鏡の前身)が製作したという100年以上前の双眼鏡や1930年代から1940年代の写真用レンズ、測定機器などの展示を予定しているという。

企画展開催にあたり、同館は「1910年代から1990年代までの幅広い時代から選出された製品を通して、ニコンの製品や技術の進化をご覧いただく貴重な機会となります」と案内している。

主な展示内容は以下のとおり。各内容の解説は引用。

主な展示

ニコノスシリーズ

「NIKONOS(ニコノス)」シリーズは1963年に始まり、約40年にわたって販売された水中カメラです。この全6種を水槽に入れて水中で展示し、その優れた防水性をご覧いただきます。ニコノス専用レンズやスピードライトなど、約15種も展示。また、「NIKONOS」シリーズで撮影した美しい水中写真も展示します。(協力:水中造形センター)

藤井レンズ製造所製の双眼鏡

ニコン(当時:日本光学工業)の双眼鏡は日本で初めて民間で双眼鏡を製造した藤井レンズ製造所から引き継いだもので、同社が製造した100年以上前の双眼鏡「天祐号」「旭号」「日本号」を展示。

画像左から、「旭号6×15」(1913年ごろ)、「天祐号8×27」(1913年ごろ)

1930年代の写真用レンズ

ニコン(当時:日本光学工業)初の35mm判カメラ用標準レンズ「Nikkor 50mm f/3.5 試作品」(1937年)、精機光学工業(現:キヤノン)から発売された引き伸し用レンズ「Hermes 5.5cm f/3.5」(1939年)などを展示。

画像左から、「Hermes 5.5cm f/3.5」(1939年)、「Nikkor 50mm f/3.5 試作品」(1937年)

その他の機器

特殊撮影用レンズ、測距儀、X線撮影用レンズ、分光計などを展示。

画像左から、射撃訓練監査写真機用レンズ「12cm f/32」(1934年)、「25センチ運動測距儀1型」(1931年)、X線間接写真撮影レンズ「Regno-Nikkor 10cm f/1.5」(1947年)

概要

施設および所在地

ニコンミュージアム
東京都港区港南2-15-3 品川インターシティC棟2階

会期

2020年9月29日(火)~2021年1月30日(土)

開館時間

10時00分~17時00分

休館日

月曜日、日曜日、祝日、12月27日(日)〜1月4日(月)

入館料

無料(入館は現在予約制)