フォトコンテスト

「世界級リゾートへ、ようこそ。山の信州」フォトコンテスト夏

この夏、被写体に恵まれた長野県を旅しよう

都内の長野県アンテナショップ、銀座NAGANOで行われた春編の授賞式および夏編の発表会で。中央はマウスコンピューター代表取締役社長の小松永門さん。

株式会社マウスコンピューターは、「世界級リゾートへ、ようこそ。山の信州」フォトコンテストを開催する。この夏に長野県で撮影した写真が対象。

本誌でも4月に告知した「世界級リゾートへようこそ。山の信州」フォトコンテストの夏編。前回の春コンテンストの盛況を受けての開催で、今回も4つのテーマで長野県の魅力を伝える写真を募集している。

前回の春編には643点の応募があったという。審査を務めたひとり、写真家の秦達夫さんによると、「フォトコンテストで賞を取ろうという作品よりは、長野県の良さを知ってもらおうという作品が多かった」とのこと。一般的なフォトコンテストとは異なり、その土地や風俗の魅力を生かした作品が集まったそうだ。

6月23日には春編の表彰式が都内で開かれ、2名のグランプリ受賞者が自身の作品について語った。

アウトドア部門グランプリの片平和生さんは、長野県ではなく都内在住。登山が好きで長野県にはよく足を運ぶそうだ。受賞作の「新緑の白駒池」では、あえて離れた場所から白駒池を狙い、遠くの山並みを入れることで信州のダイナミックな自然を表現。手前の人物(奥様)もアクセントとなり、風景の雄大さを強調している。

アウトドア部門グランプリの片平和生さん。
アウトドア部門グランプリ 片平和生さん「新緑の白駒池」

歴史・文化部門のグランプリは、福嶋良晶さんの「なごり雪」。松本城を撮影した作品で、松本市在住の福嶋さんにとっては得意の被写体だ。普段から松本城の夜景を撮影しているとのこと。

作品を撮影したのは春分の日。長野県は春でもスキーが体験できる気候とはいえ、この時期、松本市内での降雪は珍しい。雪が降ったのを知った福嶋さんは、コンパクトカメラを片手にお気に入りの撮影ポイントに走ったそうだ。

歴史・文化部門グランプリの福嶋良晶さん。
歴史・文化部門グランプリ 福嶋良晶さん「なごり雪」

表彰式の後には秦達夫さんによるセミナーが実施された。テーマは「撮影プランのチェックポイント」。長野県の撮影スポット紹介した当サイトの記事を例に、被写体や撮影地を紹介。さらに、撮影旅行を計画するときの注意点やテクニック、あると便利なツールなどを披露した。

以下、印象に残った話を抜粋する。

撮影旅行には「連泊型」と「渡り型」があり、前者は同じ場所で数日間滞在するスタイル、後者は近隣を文字通り渡り歩くスタイルです。長野県には数多くの撮影地があり、連泊型、渡り型ともに充実した撮影ができます。限られた休暇、上高地だけで連泊するもよし、乗鞍、松本、伊那と渡り歩くのも手でしょう。

撮影旅行の中心として、ランドマークを据える。例えば「今回は松本城を撮る」といった具合です。そこを目的地とするのですが、ランドマークに必要以上にこだわらない方が良いでしょう。場合によってはランドマーク以外への寄り道の際、良い作品を撮ることが結構あります。そうした道草を楽しむ精神こそ、写真に重要なことではないでしょうか。

東京から長野県へは新幹線が便利。その後はレンタカーでも良いが、長野県は高速バスも充実しているので利用してみてください。

レンタカーや自家用車で高速道路を利用するなら「ドラぷら」というサイトが便利です。ドラぷらの中に「信州めぐり2018フリーパス」を申請できるページがあります。これがあれば、何度インターを乗り降りしても料金が変わりません。ただし長野県内だけですが。

8月には夏休みという方も多いのではと思う。本格的な登山シーズンを迎え、高原や渓流など過ごしやすい撮影地に恵まれた長野県。カメラを持って出かけてみてはいかがだろうか。

コンテスト名

「世界級リゾートへようこそ。山の信州」フォトコンテスト夏

募集テーマ

「癒し」部門
「アウトドア」部門
「歴史・文化」部門
「食」部門

入賞商品

グランプリ

マウスコンピューター12型 2in1 タブレット MT-WN1201E(各部門1名 計4名)

準グランプリ

iiyama製ディスプレイ ProLite X2888HS-2(各部門2名 計8名)

入選20名

長野県名産品詰め合わせ(各部門5名 計20名)

選者

小林紀晴(写真家)
秦達夫(写真家)
小松永門(株式会社マウスコンピューター代表取締役社長)
熊谷晃(長野県観光部部長)

応募締切

2018年8月20日12時(正午)

入賞作品発表

2018年10月上旬予定

応募作品について

1)「募集テーマ」に沿った作品であること

2)作品はデジタル画像データ・単写真のみ(スマートフォンで撮影した写真も可)

3)ひとり10点まで応募可能

4)デジタルカメラマガジン記事等出版物、GANREF、マウスコンピューター、長野県などのホームページ、広告、ポスター、宣伝、スクリーンセーバーなどで使用しても問題のない作品であること