パナソニック、AVCHD記録対応の24倍ズーム機「LUMIX DMC-FZ100」


LUMIX DMC-FZ100

 パナソニックは、「LUMIX DMC-FZ100」を8月20日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は6万5,000円前後の見込み。カラーはブラックのみ。

 FZシリーズのリニューアルモデルとして、同社のレンズ一体型デジタルカメラ初となるフルHD動画(AVCHD)記録に対応したモデル。撮像素子にνMaicovicon技術を用いた新開発のMOSセンサーを搭載する。

 レンズは35mm判換算25-600mm相当、開放F2.8-5.2の24倍ズーム「ライカDCバリオエルマリート」に一新。超解像技術により32倍のiAズーム(最大800mm相当)も利用できる。レンズ構成は10群14枚。2枚3面の非球面レンズと3枚のEDレンズを使用し、歪曲収差と色収差を抑えたという。従来機種の「LUMIX DMC-FZ38」は27-486mm相当の18倍ズームだった。

 発売済みのレンズアダプター「DMW-LA5」とテレコンバージョンレンズ「DMW-LT55」を使用することで、1,020mm相当の撮影が可能になる。また、フォーカスモードの切り替えスイッチをレンズ鏡胴の側面に備え、ワンプッシュAFを利用可能。マルチポイントAFは11点から23点に増えた。

 撮像素子は1/2.33型有効1,410万画素のMOS。映像処理エンジンは「ヴィーナスエンジンFHD」を搭載する。インテリジェントオートの「おまかせiA」では、画素混合やガンマ補正で被写体ブレを防止する「ブレピタモード」も利用可能。

 最大11コマ/秒(フル画素)の連続撮影が可能。5コマ/秒、2コマ/秒の設定ではAFも追従する。電子シャッターを利用した場合は60コマ/秒、40コマ/秒の記録も行なえる。

 動画記録は最大1,920×1,080ピクセル/60iのAVCHDに対応。クリエイティブ動画モードと動画記録中のズーム操作に引き続き対応する。本体上面には録画ボタンとステレオズームマイクを搭載。ホットシューも備えた。

 ハイスピード動画記録にも対応し、320×240ピクセル/220fpsのMotion JPEG動画を記録できる。

 液晶モニターは3型46万ドットのフリーアングル式。FZシリーズで初めて上下270度、左右180度のフリーアングル液晶モニターを採用した。EVFは0.2型20.2万ドット。

 記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。内蔵メモリーは40MB。撮影可能コマ数は約410枚。

 本体サイズは124.3×81.2×95.2mm。重量は約540g(撮影時)、約496g(本体のみ)。


【2010年7月30日】製品画像を追加しました。

【2010年7月30日】「FZシリーズでフリーアングル液晶モニターの採用は初」との記述を「FZシリーズで初めて上下270度、左右180度のフリーアングル液晶モニターを採用した」に改めました。



(本誌:鈴木誠)

2010/7/30 14:00