ソニー、IPSパネル搭載の7型デジタルフォトフレーム


 ソニーは、IPSパネル採用の7型デジタルフォトフレーム「DPF-X75」を3月5日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は2万円前後の見込み。本体カラーはシルバーとブラック。

DPF-X75(シルバー)DPF-X75(ブラック)

 ソニーのデジタルフォトフレーム上位「Xシリーズ」に加わる新製品。画面サイズを7型に小型化するとともに機能を削減し、価格を抑えた。Xシリーズでは従来、10.2型の「DPF-X1000」と8型の「同X800」のみラインナップしていた。

 上位機種と同じく、「黒を黒く表現」するというコンセプトを踏襲。液晶パネルにはIPSパネルを採用し、LCDと表示面素材の間に特殊樹脂を挟んだ「TruBlack液晶」を搭載した。映り込みを抑えるとともに、下位機種と比べて15倍のコントラストと13%の輝度アップを図る。表示面の素材はガラス。

 現行Xシリーズとの主な違いは、CFスロットやHDMI出力端子を非搭載としたほか、自動明るさ調整やアラームといった機能を省略した点。画像処理エンジン「BIONZ」も非搭載のため、上位機種が備えている「くっきり補正」も使用不可となっている。

 従来機種から継承した機能としては、お気に入りの写真を登録できる「マーク操作」、見たい写真をフォルダ、写真の縦横、マークといった条件で探せる「絞り込み検索」、縦横自動回転表示など。

 なお同時発表の「DPF-D75」、「同D75BQ」、「同D75WZ」、「同A73」、「同E73」とともに、付属のリモコンをリニューアルした。ボタンの機能割り当てや配置を見直し、押しやすさを向上したという。

 画面解像度は800×480ピクセル。アスペクト比は16:10。視野角は上下左右160度。

 表示可能な画像形式はJPEG。SRF、SR2、ARW形式のRAW簡易表示(ファイル内のサムネイル用画像の表示)に対応している。

 対応メディアはSDHC/SDメモリーカード、メモリースティック、xDピクチャーカードなど。内蔵メモリーは2GB。BluetoothアダプターやUSBメモリーは使用できない。

 本体サイズは212×41.2×150mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約630g。

リモコン(右は旧デザイン)


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2010/2/9 14:17