ニュース

魚眼ズームレンズ「LAOWA 8-15mm F2.8」にラージフォーマット版

富士フイルムGとHasselblad XCD

富士フイルムGマウント用

株式会社サイトロンジャパンは、魚眼ズームレンズ「LAOWA 8-15mm F2.8 FF Zoom Fisheye」にHasselblad XCDマウントと富士フイルムGマウントを追加し、12月7日(日)に発売する。

ズーム全域でF2.8を維持する魚眼ズームレンズ。広角端の焦点距離8mmでは円周魚眼、望遠端の15mmでは対角魚眼として利用できる。

7月11日(金)の発売時点では、キヤノンRF、ソニーE、ニコンZ、Lの各マウントを展開していたが、今回新たに2マウントが追加された。

設計自体は35mmフルサイズ向けであるため、より大きなイメージセンサーを搭載するHasselblad Xシステムや富士フイルムGFXシステムのカメラでは、焦点距離15mm時に対角魚眼を完全にはカバーしないという。

また、これらのラージフォーマット機では、焦点距離10mmで円周魚眼に適した画角が得られるとしている。

Hasselblad XCDマウント用
8mm:円周魚眼(提供:株式会社サイトロンジャパン)
15mm:対角魚眼(提供:株式会社サイトロンジャパン)
  • 対応フォーマット:35mmフルサイズ
  • フォーカス:マニュアルフォーカス(MF)
  • 焦点距離:8~15mm
  • 絞り値:F2.8~F22
  • 最大視野角:180°
  • レンズ構成:9群13枚
  • 絞り枚数:9枚
  • 最短撮影距離:16cm
  • 最大撮影倍率:0.23倍
  • 外形寸法:Φ76.4×96.36mm(Hasselblad XCD)、Φ76.4×101.2mm(富士フイルムG)
  • 質量:約650g(前後キャップを除く) ※マウントによって異なる
  • 対応マウント:キヤノンRF、ソニーE、ニコンZ、Hasselblad XCD、富士フイルムG、L
  • 価格:14万7,000円前後
飯塚直

パソコン誌&カメラ誌を中心に編集者として活動後、2008年からフリーに転向したフリーランスエディター。商業の大判プリンターから家庭用のインクジェット複合機、スキャナー、デジタルカメラなどのイメージング機器が得意。現在、1児の父。子供を撮影する望遠レンズと、高倍率コンパクトデジタルカメラの可能性を探っている。